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2024年4月28日日曜日

展覧会 『スーラージュと森田子龍』  at 兵庫県立美術館



私が35年程前から気になっていたフランス人でアンフォルメルの作家、ピエール・スーラージュ(1919~2022)の展覧会が兵庫県美であり、今日ようやく観ることができました。今回は、スーラージュと交流のあった書画の日本人作家、森田子龍との二人展でしたが、私が現代美術に興味があった頃は、ほとんどが外国人作家の作品を観ていたので、これまで森田子龍を全く知りませんでした。この展覧会での最初の部屋は、森田子龍の初期の作品で、こんな素敵な作品を70年程前に制作した人がいたのだと、気分がかなり高揚しました。しかし、私の主観では、有名作家になった後の作品には力強さがなく、画面に落款を入れたりして、テンションが下がってしまったのです。展覧会自体には、行って良かったと思っています。現代美術によほどの
関心がなければ、スーラージュをご存知の方はごく稀でしょうから、まさか日本で彼の展覧会を観ることができるとは思っていなかったので、喜んでいます。最寄りの駅に着いてから、美術館方面に向かう方が多かったので、混んでいれば嫌だなと不安だったのですが、美術館内ではキース・ヘリングの展覧会も開かれていて、多くはそちらに興味があり、かなりの人数がその入場口に並んでいらっしゃいました。
私の観た展覧会は、5月19日まで開催されていますので、ご興味のある方はどうぞご覧下さい。