現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2024年6月25日火曜日

木造十一面観音像



すっかり枯れた、室町後期〜桃山時代頃の木造観音像です。小振りで本体の状態は良いのですが、透しの光背は後補で、幕末〜明治頃のものだと思います。それでも、本体とのバランスが絶妙で、何より合掌している姿が素敵です。また、柔和なお顔がしっかりと残っています。高さ11cm(含台)

2024年6月18日火曜日

李朝分院白磁小皿



李朝後期の分院白磁小皿です。これまでに分院の磁器をいくつも扱いましたが、これだけ小さな皿は初めてです。分厚くて重厚感あり、無疵です。直径10.1cm、高さ3.1cm

 

2024年6月11日火曜日

人面ビーズ



パキスタン発掘のガラス人面像です。紀元前のものですが、その界隈では既にガラス造りが始まっていたので、これが現地で造られたのか、フェニキアからの交易品なのかは不明です。ただ、パキスタン周辺でガラス製造があったものの、人面となると、やはりフェニキアからもたらされた可能性が大です。護符として造られたのでしょう、頭頂から顎下に抜ける穴が開けられており、コンディションは上々です。
縦4.1cm、横3cm
 

2024年6月6日木曜日

雑誌 『地平』


リベラルな雑誌、『地平』が今日創刊されます。世界中に右傾化が進み、至る所で紛争が起こっている現在、この地球上に生きる我々人間全てが問題を認識し、解決に向けて取り組まなければ人類滅亡に拍車をかける一方ではないでしょうか。

政治家の腐敗、企業の劣化等、現在社会には腹立たしい事例が山ほどあり、頭の痛い状況が続いています。欲と嘘で固めた政治家が選挙で当選する、これは有権者の多くがその当選した政治家と同様なモノの考え方をしている結果ではないのかとさえ思えてきます。

書店では、右寄りの雑誌が所狭しと並べられているようですが、それとは違った考えの雑誌が今日加わります。Amazonで検索すれば、創刊号でどのような事柄を取り上げているのかが分かりますので、多くの方に読んでいただくようにと私も願っています。
 

2024年6月4日火曜日

高麗石仏



造形、色共に美しい高麗石仏です。白っぽい石ですから、白花崗岩でしょうか、朝鮮では質の良い花崗岩が産出されたようで、日本でも輸入していたそうです。磨耗して分かり辛いのですが、両腕に挟まれた部分には、供物でしょうか、花のようなものが刻まれています。以前の企画展で、高麗時代の三尊仏丸瓦を紹介したことがありますが、時代性があったのか、この石仏の目の表情がその三尊仏と似通っています。高さ20.6cm