現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2025年2月27日木曜日

企画展 『花と酒 3rd』

花器と酒器を展示販売する三回目の企画展を下記の日程で開催致します。
素材の異なった品 (花器・酒器・盆・敷板等) を、手頃なものから珍品・優品まで150点以上展示しますので、ご興味のある方のご来店をお待ちしております。

企画展終了まで、いくつかの出展品をこのブログで紹介しますので、どうぞご覧下さい。

2025年3月25日(火) - 4月6日(日)  12:00 - 18:00   会期中の休店日: 3月31日(月)


                 
                   無地志野盃 (江戸初期) 口径7.8cm、高さ4.4cm
                   黒唐津片口 (江戸初期) 口径11cm、高さ7.1cm
                   朽た三足木地盆 (江戸) 直径33.4cm、高さ4.6cm
                   瓦器壺 (平安) 胴径12cm、高さ10.8cm
 

2025年2月25日火曜日

李朝鉄地金銀象嵌盃台



李王朝時代、鉄の皿に金銀象嵌を施した盃台です。実物をそのまま見れば、光の当たり具合で模様をはっきりと確認するのが難しいのですが、写真に撮れば、ご覧の通り、金銀の模様が緻密で鮮明なことが分かります。これだけの仕事をするのは相当腕の良い金工だったでしょうし、また完成されたこの盃台を所有したのも、余程裕福で位の高い両班だったのでしょう。
直径9.2cm、高さ0.5cm

下の画像はこの盃台の裏面ですが、鉄地に黒漆仕上げで、その剥げ方からして、かなり頻繁に使用されたことが窺えます。


また、下の画像は分院白磁盃を乗せた姿です。


2025年2月18日火曜日

大型定盤



これまでに入手した定盤の中では最も大きいもので、大壺等を飾る敷板としては程良い景色です。派手な定盤は確かに美しいのですが、その上にものを飾るとなると、盤が目立ち過ぎて主役がどちらなのか分からなくなります。今回のものは赤漆の上にたっぷりと黒漆が掛かり、渋いの一言。この上で作業をした塗師は、黒中心に仕事をしたのでしょうか。反りもほぼなくコンディション上々です。明治〜大正頃のものでしょう。画像では色目が分かり辛いので、どうぞ現物をご覧下さい。
縦38.6cm、横68.3cm、厚み2.3cm
 

2025年2月17日月曜日

尹 東柱 (ユン ドンジュ)

昨日、没後80年にもなる詩人に同志社大学が名誉博士号の学位を贈る贈呈式があり、私も参加してきました。韓国で国民的詩人とされる尹東柱は、日本が朝鮮を統治していた戦時中に在学していたところ、官憲から抗日独立運動への疑いを掛けられ、囚われた福岡の刑務所で獄死しました。
軍部による思想的弾圧があった戦前から戦中に掛けて、全ての日本国民が教育勅語の理念に従わされ、同志社もそれに追随する他、存続する術がなかったようです。今回の学位贈呈は、同志社の学長である小原克博・神学部教授が発案されたのですが、日本による戦争加害の歴史に向き合わない限り、責任ある未来の展望が描けないのではないかという思いを基に実現し、これからもそういった考え方を発展させながら、大学運営を行いたいということでした。
そういった考えを『自虐史観』と捉える人たちも多く存在するようですが、かつての戦争責任者を自国で裁けなかった結果、彼等が国の政治的・経済的な中心に居座り現在の日本に繋がっているような気がします。

修道女である日本人によって書かれた『森と魚と激戦地』という本があります。私は以前に読みましたが、あまりにも驚愕する内容で、これまで紹介しませんでした。戦前から現在まで、日本人がどのような悪行をしているかを、社名や個人名を明記して詳細に書かれています。日本人は素晴らしいのだと思っている方にこそ、読んでいただきたく思います。



2025年2月11日火曜日

伊万里色絵茄子文蕎麦猪口



今日の品紹介は、18cの伊万里色絵茄子文蕎麦猪口ですが、私にとっては初見のものでした。色の美しさとコンビネーションに惹かれたのですが、色も絵も西洋っぽく感じました。ひょっとすると輸出用だったのかも知れませんね。これでワインを飲むのも良さそうです。男性よりも女性好みかと思うのですが、当店のお客さまは男性が圧倒的に多いのです。奥さまやガールフレンドへのプレゼントにいかがですか。無疵で、桐箱も用意しております。
口径7.3cm、高さ5.9cm

2025年2月4日火曜日

チベット木化石天珠



木の化石化した素材を使ったチベットのトクチャで、木の繊維がそのまま残っています
。そこに人物像が描かれ焼き付けられたもので、人物の色がかなり薄くなっているところを見ると、発掘ものでかなりの古さがあるでしょう。素材の木化石は、木がこのような石になるには数億から数十億年の時間が掛かるそうです。サイズ: 3.2x2.2cm
色目も人物像も画像では分かり辛いので、ご興味のある方はどうぞ現物をご覧下さい。

下が、裏側の画像です。