現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2014年8月31日日曜日

Arab as it is (素顔のアラブ) 8

前回に引き続きエジプトの写真ですが、今回はカラーで紹介致します。私の写真は約80%がモノクロですが、残りの20%はカラーで撮影しています。被写体の色に魅かれた時、カラーで撮っています。


                                                                                   Port Said, EGYPT
スエズ運河の玄関口であるポート・サイードは貿易港であり、フリータックスの町なのでショップには多くの外国製品が並んでいる。そして、フィラスティーン(パレスチナ)通りと呼ばれる街路には19cに建てられたビルが並び、エキゾチックな趣がある。


                                                                                Port Fuaad, EGYPT
ポート・サイードから無料のフェリーで、スエズ運河の対岸(シナイ半島側)に渡ると、ポート・フアードという町に着く。ここは喧騒感のあるポート・サイードに比べ、のんびりした風情がある。


                                                                                 Alexandria, EGYPT
アレキサンドリアにある商店通りの一つ。各店舗の店先には商品が並べられているが、ここは観光客が訪れるような場所ではないので、ローカルのお客さんを対象に商売している。


                                                                                 Alexandria, EGYPT
これを撮影したのが日曜日だったのか、イスラームの休日である金曜日だったのか、記憶が全くないのだが、この日は電話屋さんがお休みで、そのシャッター前では黒い羊が休息を・・・。


                                                                                     Luxor, EGYPT
ナイル川を遡ると、ファラオの時代に築かれた遺跡が多く存在する。ルクソールもそれらの遺跡を巡る観光地として有名だが、この写真は単にそこで暮らす人々の一場面。


                                                                                       Edfu, EGYPT
私はアラブで10年間撮影してきたが、その被写体は現地で生活している人々だったので、特に観光地をターゲットにはしていなかった。この写真は、そんな私の写真の中では珍しい遺跡での1枚。私はカイロからルクソールまで空路で行き、そこからアスワンまでの4日間を観光船で巡ったが、今となれば古代遺跡をもう少しゆっくり見てもよかったなと少々後悔している。王家の谷を訪れても、5分程滞在しただけで、ガイドに現地人の住む地域を案内してもらった。ところで、その旅で驚いたのは、ナイルの観光船での食事が大変美味しかったこと。まあ、船会社によって差があるのだろうが、たまたま私の船のは良かった。英語やアラビア語を喋れる人なら、ナイルの観光船を利用する旅は、現地の旅行代理店で手配するのをお勧めします。日本でブッキングを入れた場合の半額以下の値段なのです。

2014年8月28日木曜日

シャーマン・ベル


ここのところ、ブログで紹介してきました品が結構普通のものばかりでしたので、今日は久々に思いっきりマニアックなものでいきます。これはカリマンタン、ダヤック族のシャーマンが使用していたベルです。グルグルと巻かれているのは猿の毛だそうです。見るからにシャーマン・グッズでしょ。

2014年8月21日木曜日

根来椀

今週も漆器を紹介致しますが、先週とは違って古いものです。江戸初期から中期頃の作でしょう。


下地に布着せもされた上手の根来椀です。2点ともダメージが少なく、口縁に一、二カ所僅かな欠けがある程度です。


見込みはこんな具合で、かなり使い込んだ感があります。


もう一型、違うタイプを紹介致します。


こちらは胴紐椀です。やはり布着せをされた、下地がしっかりしたものですが、値段はお安いです。

2014年8月14日木曜日

杉田明彦

先週、現代陶芸家の作品を扱っていらっしゃるギャラリー縄のご主人からお電話があり、漆芸家の方が土器を置いている博物館や骨董屋を探していらっしゃるということで、杉田明彦さんを紹介して下さいました。その杉田さんが以前から探していらした品が当店にあったため、買っていただいたのですが、自分の作品も見て下さいといわれて出された黒い漆器に私が魅かれ、2点購入しました。杉田さんは赤木明登さんのお弟子さんだったそうで、昨年独立され、金沢に工房を構えていらっしゃいます。今回はその2点を紹介致しますが、画像では質感が分からないと思いますので、ご興味のある方はどうぞ現物をご覧下さい。赤漆の作品も見せていただきましたが、私は黒に興味があるといったところ、杉田さんは通常黒だけを作り、赤は展覧会用に作っていらっしゃるそうです。そんなこともあり、購入される方はほとんどが男性だとか。塗りをわざとラフに仕上げた、艶消しの漆黒がとても素敵で、ミニマルなデザインの中にもオリジナリティがあります。漆器には結構高値のものが多いですが、杉田さんのものは、買い易い価格だと思います。


胴径12cmの椀です。マリ共和国の土器を模して作られたそうです。


こちらは直径18cmの中皿です。ミニマルデザインで、使い易そうです。


2014年8月7日木曜日

銅製花器

今回は、デザインがモダーンで、味の良い花器の紹介です。戦前の作か戦後の作か分かりませんが、ブロンズ製で恐らく作家ものでしょう。当店では紀元前から現代のものまで幅広く扱っておりますが、時代にも産地にも拘りはありません。


                       普通はこんな置き方ですか


                    縦に置いてもいいんじゃないでしょうか

2014年8月4日月曜日

ガザ報道

フリージャーナリストの志葉玲さんがガザに入られ、twitterで現地の状況を報告されていますので、ご覧下さい。大手メディアの報道とは違う真実を知らせて下さるでしょう。
http://twitter.com/reishiva