板絵

長さ120cmの短冊状木板に描かれた板絵です。表には、赤子を抱えた女性と、その下に子供が描かれています。そして裏には、鍾馗(しょうき)が描かれ、そのずっと先に抽象的な生き物がうっすらと見えます。それらの絵から推測すると、この木板は、子供達の厄払いや厄除けのために作られたのでしょう。はっきりした年代は分かりませんが、江戸期以前のものです。下は描かれた部分のアップです。

裏に描かれた鍾馗です。顔が見易いように、木板を横にしました。