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2015年8月10日月曜日

夏期休暇初日

一昨日から、現代陶芸を扱う2軒のギャラリーで展覧会が開かれ、観たかった映画も同日に始まったので、昨日は早速それらを観てきました。それぞれを紹介致します。


映画『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター
私が最も好きな報道写真家、セバスチャン・サルガドを題材に、かつて『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』も監督したヴィム・ヴェンダースが制作した映画です。紛争地や飢餓で苦しむ難民等を撮影してきたサルガドが、悲惨な状況を解決できない人間社会に幻滅し、生誕地であるブラジルの荒れ果てた大地を再生させた上、被写体も人間から自然へとシフトする様子を捉えたドキュメントです。大阪での上映が始まって2日目、それも日曜日だというのに、観客は定員の2割程でした。流行ものにはすぐに飛びつく日本人が多い中、自己と向き合う人が少ないという結果なのでしょうか。人間は、自然を破壊するばかりで、守らなければ生きていけないことを自覚できない愚かな生き物なのでしょうね。


懐旧の作家たち 展  at ギャラリー縄  2015年8月8日(土) - 15日(土)
ギャラリー縄の店主である尾崎さんが、40年以上も現代陶芸を扱ってこられた中、お付き合いのあった陶芸家が何人もお亡くなりになりました。この展覧会では、その方々の作品を懐かしみ、人柄を偲びたいとの思いで、10名以上の物故作家の作品を展示されています。


安永正臣 展  at wad craft apartment  2015年8月8日(土) - 16日(日)
先日、ブログで紹介しました安永さんの個展です。私は、こんな器を購入しました。
台湾で制作された焼〆の器です。見込みには指で白化粧が施されています。