時代は紀元前から現代、ジャンルは現代美術、アフリカやインドネシアのプリミティヴ・アート、アラブの古民具、日本や朝鮮を中心としたアジアの陶磁器・仏教美術・古道具等を扱う小さなセレクトショップです。他の骨董屋や古美術店ではほとんど見掛けない珍しい品を中心に集めておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店下さい。
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2016年2月28日日曜日
2016年2月11日木曜日
朝鮮の土器
今日は、朝鮮三国時代の土器を2点紹介致します。日本のやきものでいえば、土器質ではなく須恵器質なのに、朝鮮のものは何故か土器と呼びますね。
新羅土器
高さが14cmですから、徳利として使うには丁度良いサイズですが、花器としてもなかなか見応えのある新羅小瓶です。窯の中で倒れたのでしょうか、ご覧の通り満月のようなひっつき痕があり、味のある景色を生み出しています。水漏れなしです。
伽耶土器
こちらは、口径7.5cm、高さ6cmの、4〜5世紀頃に作られた伽耶把手土器です。赤土に煤を定着させたことにより、表面が黒くなった典型的な伽耶の土器です。口縁にノミホツが1カ所あるだけで、ほぼ完品といっても良いくらいの状態です。水漏れもありません。小さなサイズですから、飲料用の器として作られたのでしょうが、現在私達が使っているカップの原型ですね。5世紀中頃、朝鮮の伽耶地方から陶工集団が渡日し、陶邑(すえむら)にて伽耶と同じ土器を焼いたのが須恵器の始まりとされています。
今日は、朝鮮三国時代の土器を2点紹介致します。日本のやきものでいえば、土器質ではなく須恵器質なのに、朝鮮のものは何故か土器と呼びますね。
新羅土器
高さが14cmですから、徳利として使うには丁度良いサイズですが、花器としてもなかなか見応えのある新羅小瓶です。窯の中で倒れたのでしょうか、ご覧の通り満月のようなひっつき痕があり、味のある景色を生み出しています。水漏れなしです。
伽耶土器
こちらは、口径7.5cm、高さ6cmの、4〜5世紀頃に作られた伽耶把手土器です。赤土に煤を定着させたことにより、表面が黒くなった典型的な伽耶の土器です。口縁にノミホツが1カ所あるだけで、ほぼ完品といっても良いくらいの状態です。水漏れもありません。小さなサイズですから、飲料用の器として作られたのでしょうが、現在私達が使っているカップの原型ですね。5世紀中頃、朝鮮の伽耶地方から陶工集団が渡日し、陶邑(すえむら)にて伽耶と同じ土器を焼いたのが須恵器の始まりとされています。
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