<愛国心>に気をつけろ! 鈴木邦男著 岩波書店刊
来月の参議院議員選挙を前に、憲法改正の是非が選挙の争点にも上げられています。そのようなこともあり、私は今月刊行された上記タイトルの本を読みました。かつて「愛国運動」に身を投じ、「一水会」を率いた鈴木邦男氏が書かれた本です。日本国憲法第二十四条の草案を書いたアメリカ人女性のことや、かつては改憲運動を唱えていた小林節氏が何故改憲反対に変わられたか等が分かり易く述べられています。メディアでも時々語られるように、憲法とは、本来、その時々の為政者が暴走しないように、彼等を縛るために作られたものなのに、自民党が2012年に発表した「日本国憲法改正草案」では、国の防衛、国の威信を前面に出し、そのためには国民の権利や自由は制限されて当然、という発想です。定価は580円+税で、全文71ページの薄い本なので数時間で読むことができ、改憲派にも護憲派にも購読をお勧めします。
また、安倍晋三首相をバックアップしている「日本会議」という組織に関する本が、最近何冊か刊行されました。憲法改悪や、教育の国家統制を推進する「教育改革」を押し進めるその巨大な組織を知ると、おぞましくなります。
来月の参議院議員選挙を前に、憲法改正の是非が選挙の争点にも上げられています。そのようなこともあり、私は今月刊行された上記タイトルの本を読みました。かつて「愛国運動」に身を投じ、「一水会」を率いた鈴木邦男氏が書かれた本です。日本国憲法第二十四条の草案を書いたアメリカ人女性のことや、かつては改憲運動を唱えていた小林節氏が何故改憲反対に変わられたか等が分かり易く述べられています。メディアでも時々語られるように、憲法とは、本来、その時々の為政者が暴走しないように、彼等を縛るために作られたものなのに、自民党が2012年に発表した「日本国憲法改正草案」では、国の防衛、国の威信を前面に出し、そのためには国民の権利や自由は制限されて当然、という発想です。定価は580円+税で、全文71ページの薄い本なので数時間で読むことができ、改憲派にも護憲派にも購読をお勧めします。
また、安倍晋三首相をバックアップしている「日本会議」という組織に関する本が、最近何冊か刊行されました。憲法改悪や、教育の国家統制を推進する「教育改革」を押し進めるその巨大な組織を知ると、おぞましくなります。