現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2016年12月29日木曜日

2016年 営業終了

本日で、今年の営業も無事に終了することができました。ご来店いただいたみなさま、また、品を購入して下さったみなさまに感謝申し上げます。年明けの営業開始は1月6日(金)になっておりますので、来年もご愛顧のほど、よろしくお願い致します。



2016年12月26日月曜日

Arab as it is (素顔のアラブ) 36

今回は、2008年に訪れたモロッコを紹介致します。モロッコは美しい国故に、日本人も含めた観光客が非常に多く、その旅では、なるだけ観光客が多くないであろうと思われた町を中心に回りました。


                          Tiznit, MOROCCO
先ずはカサブランカに着き、すぐにアガディールまで空路で入ったが、到着したのが夕刻だったためにバスがなく、最初の目的地であるティズニットまでタクシーを利用した。その距離は90kmもあったため、思わぬ出費にガックリ。しかし、思っていた通り、観光客は少なく、庶民の生活に触れて、旅の始発点として満足。


                           Tafraout, MOROCCO
タフラオウトは、ティズニットから内陸部へ100km程入った所にあるオアシスで、のんびりとするにはもってこいの町だった。アルガンオイルはこの辺りで作られている。自転車を借りて周辺を回ったが、近辺には、紀元前に描かれた、岩の壁画が残されている。私の友人で、年に一回世界の僻地へ旅行する女性がいるのだが、数年前、彼女がモロッコへ行くのに、お勧めの場所があるかと尋ねたので、このタフラオウトを勧めた。帰国後に話を聞くと、かなり満足した旅だったそうで、自転車で村を回っていて、民家で声を掛けられ、食事までご馳走になったらしい。その前年だったか、アルジェリアの砂漠で1週間、現地男性の料理人と案内人を含めた3人で、ラクダの旅をしたそうだ。勿論、その期間は風呂もなし。私も、彼女の好奇心には恐れ入る。


                           Tafraout, MOROCCO
タフラオウトの住民はベドウィンなので、多くがジュラバと呼ばれる衣装を羽織っている。のんびりとした町では、老人もこのようにコックリと・・・。


                           Tafraout, MOROCCO
自転車で走っていると、こんな墓地を発見。墓標が、単なる石だったのにはビックリ。この辺りの家の窓は、何故か小さかった。


                         Taroudant, MOROCCO
タルーダントは、アガディールから東へ80km程の町だが、16世紀には、サアード朝の都として栄えたそうで、現在も、その当時に築かれた城壁に囲まれている。古都であっただけに、町にはその風格が感じられ、活気にあふれていた。インスタレーションのような、このスニーカーのディスプレイ、素敵じゃないですか?


                        Marrakech, MOROCCO
はい、ここはモロッコで最も有名なマラケシュのスーク。有名な遺跡から少し離れると、庶民の生活が垣間見られる。


                        Casablanca, MOROCCO
カサブランカにあるハッサン2世モスクは、敷地が9ヘクタールで、モスクが2ヘクタール、その内部には25,000人が収容可能だという。大理石をふんだんに使ったモスクは、壮大で美しい。モロッコは、そんなに裕福な国ではないのだろうが、王の力は強大なよう。ちなみに、アラブ諸国の中で、王がムハンマドの血を引いている国は、モロッコとヨルダンだけである。


                        Casablanca, MOROCCO
礼拝のため、ハッサン2世モスクに入る男性達。

2016年12月21日水曜日

アイラインパウダー入れ

今日は、モロッコのアイラインパウダー入れを2点紹介致します。これらは、かつてベドウィンの女性が使用していたもののようです。モロッコには多くのアンティーク・ショップがありますが、アイラインパウダーの容器を扱っている店は少なく、私はお気に入りのデザインであれば、見つけた全てを買いました。チュニジア、エジプト、イエメンでも同じ目的の容器を入手しましたが、それぞれの国でやはり形状に違いがあり、材質も、木製、シルバー製、黄銅にメッキ等、色々あります。


極めてミニマルなデザインの木製容器です。私の見た、ほとんどの容器には彫刻が施されていたのですが、彫りのないものはこれ1点でした。


こちらは、モロッコで一番といわれているアンティーク・ショップで購入したものです。上の蓋の内部がパウダー入れで、下の長い棒は下部が尖っており、実際にラインを引くスティックです。ボディの両側に、3本ずつラインが彫られています。

2016年12月14日水曜日

盆に酒器

昨日から急に寒くなり、本格的な冬に入ったようです。みなさま、風邪等引かれないよう、お気をつけ下さい。

さて今日は、味の良い盆と、酒器を紹介致します。



徳利は、李朝後期の白磁で、高さ13cmです。ややグレーっぽいですが、胴に自然釉が留まった部分が2ヶ所あり、景色となっています。無疵完好で、容量は1合強でしょう。

盃も、やはり李朝後期の白磁で、無疵です。朝鮮ものの企画展開催時、私のお気に入りとしてブログにアップした白磁盃がありましたが、今回のものは、そのフォルムに似ていますが、少々大きくて、口径7cm、高さ4.7cmです。

盆は、直径32cm、高さ3cm、日本の木地盆です。縁の欠けを直してあるのですが、縁の立上がりが低いので、酒器を乗せるにはピッタリな上、枯れた木味が素敵です。がたつきもなく、疵ものであっても、そう簡単には探せない盆だと思います。
店頭には盆を並べておりませんが、かなりの手持ちがございますので、お探しの方は、ご来店の際、その旨お声掛け下さい。

2016年12月8日木曜日

カジノ法案

現在、日本の国会では、自民党と日本維新の会が中心となり、カジノ法案を急いで成立させようとしています。色々と問題がありそうなのに、何か変ですよね。つい最近、その法案に関して、ハフィントン・ポストに、人権活動家である高橋宗瑠さんの論考が掲載されましたので、ご覧下さい。高橋さんは、2009年から2014年まで、国連人権高等弁務官事務所のパレスチナ事務所副代表を務められ、現在は、国際人権団体の日本代表をされています。

http://m.huffpost.com/jp/entry/13359618

2016年12月7日水曜日

玉筒


中国で煎茶道に使われた、玉製巾筒でしょうが、落しを入れ、見立ての花器として小さな花を生けました。高さ9.2cm、清代のものでしょう。三足の台と円筒とは接着されていないので、筒だけでも使用できます。