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2016年12月26日月曜日

Arab as it is (素顔のアラブ) 36

今回は、2008年に訪れたモロッコを紹介致します。モロッコは美しい国故に、日本人も含めた観光客が非常に多く、その旅では、なるだけ観光客が多くないであろうと思われた町を中心に回りました。


                          Tiznit, MOROCCO
先ずはカサブランカに着き、すぐにアガディールまで空路で入ったが、到着したのが夕刻だったためにバスがなく、最初の目的地であるティズニットまでタクシーを利用した。その距離は90kmもあったため、思わぬ出費にガックリ。しかし、思っていた通り、観光客は少なく、庶民の生活に触れて、旅の始発点として満足。


                           Tafraout, MOROCCO
タフラオウトは、ティズニットから内陸部へ100km程入った所にあるオアシスで、のんびりとするにはもってこいの町だった。アルガンオイルはこの辺りで作られている。自転車を借りて周辺を回ったが、近辺には、紀元前に描かれた、岩の壁画が残されている。私の友人で、年に一回世界の僻地へ旅行する女性がいるのだが、数年前、彼女がモロッコへ行くのに、お勧めの場所があるかと尋ねたので、このタフラオウトを勧めた。帰国後に話を聞くと、かなり満足した旅だったそうで、自転車で村を回っていて、民家で声を掛けられ、食事までご馳走になったらしい。その前年だったか、アルジェリアの砂漠で1週間、現地男性の料理人と案内人を含めた3人で、ラクダの旅をしたそうだ。勿論、その期間は風呂もなし。私も、彼女の好奇心には恐れ入る。


                           Tafraout, MOROCCO
タフラオウトの住民はベドウィンなので、多くがジュラバと呼ばれる衣装を羽織っている。のんびりとした町では、老人もこのようにコックリと・・・。


                           Tafraout, MOROCCO
自転車で走っていると、こんな墓地を発見。墓標が、単なる石だったのにはビックリ。この辺りの家の窓は、何故か小さかった。


                         Taroudant, MOROCCO
タルーダントは、アガディールから東へ80km程の町だが、16世紀には、サアード朝の都として栄えたそうで、現在も、その当時に築かれた城壁に囲まれている。古都であっただけに、町にはその風格が感じられ、活気にあふれていた。インスタレーションのような、このスニーカーのディスプレイ、素敵じゃないですか?


                        Marrakech, MOROCCO
はい、ここはモロッコで最も有名なマラケシュのスーク。有名な遺跡から少し離れると、庶民の生活が垣間見られる。


                        Casablanca, MOROCCO
カサブランカにあるハッサン2世モスクは、敷地が9ヘクタールで、モスクが2ヘクタール、その内部には25,000人が収容可能だという。大理石をふんだんに使ったモスクは、壮大で美しい。モロッコは、そんなに裕福な国ではないのだろうが、王の力は強大なよう。ちなみに、アラブ諸国の中で、王がムハンマドの血を引いている国は、モロッコとヨルダンだけである。


                        Casablanca, MOROCCO
礼拝のため、ハッサン2世モスクに入る男性達。