現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2017年1月29日日曜日

Arab as it is (素顔のアラブ) 37

今回は、2008年に訪れたモロッコの中でも、大西洋に面した港町であるエッサウイラを紹介します。エッサウイラは、紀元前のフェニキア時代から港町として栄えたそうですが、現在の町は、1765年にフランス人建築家の設計によって造られました。澄みきった青空に白い街並みが映え、さすがここには多くの観光客が訪れていました。


                        Essaouira, MOROCCO
私が撮影旅行に行くと、毎朝5時半には起床し、朝食を摂る前に早速撮影に出かける。この写真は、静まり返った早朝の街並み。観光客は、まだ眠りについている。


                         Essaouira, MOROCCO
これも早朝の写真なので、ヤシの木の影が高い位置にある。世界中どこでも同じようで、老人が早朝に散歩する。


                         Essaouira, MOROCCO
朝の漁から帰港した漁船では、後片付けをしている。これから朝食か。


                        Essaouira, MOROCCO
雲ひとつない青空には、カモメが似合う。


                        Essaouira, MOROCCO
漁から帰った漁師は、海岸で魚を捌き、そこには客が集まる。また、その時間には、魚の匂いを嗅ぎつけて、多くのカモメも集まる。


                         Essaouira, MOROCCO
陸に作りかけの漁船のキールが横たわり、人もカモメものんびりと休憩。


                        Essaouira, MOROCCO
海岸線には、ポルトガル時代の城塞が残り、その上に熱々のカップルを発見。とにかく、のんびりとした風景が広がる。


                        Essaouira, MOROCCO
ここ、エッサウイラの旧市街は自動車が入れないので、バス停からホテルまで歩かねばならず、観光客のために荷物を運ぶ仕事をしている人たちがいる。帽子を被った2人の老人がその運送屋で、タイヤを付けた箱に荷物を乗せて徒歩で運ぶ。観光客が行き交う時間帯が過ぎ、のんびりとバックギャモンを楽しんでいた。

2017年1月25日水曜日

花柄小磁器

今日は、味が良く、季節感のある花柄の小磁器を2点紹介致します。どちらも、お手頃価格です。


まずは中国、明末清初の古染付小鉢です。梅柄ですから、丁度今がその季節ですね。虫食い以外に疵はありません。口径13.4cm、高さ4.5cmです。


こちらは、縦9.8cm、横14.3cm、江戸前期の古九谷小長皿です。絵は椿でしょうか、柊状の葉っぱも存在しますからね。呉須の発色が良く、絵がフレームの隅にバランス良く描かれていて、縁の立上がり部分には陽刻が施されています。器が歪んでいて、初期伊万里のすぐ後に作られたことが感じられます。ニュウはなく、ノミホツのみで、状態良しです。

2017年1月18日水曜日

チュニジアのアクセサリー



チュニジアのベドウィン女性が使用するアクセサリーです。現地で、民族衣装で着飾ったベドウィン女性の写真を見たことがありますが、その衣装の腰部分にこの手のアクセサリーを付けていました。結婚式や祭り等の、ハレの日に着用するのでしょう。上から下までの長さが35.5cmもあり、チェーンの先には、ファーティマ・ハンドを模したシルバープレートが揺れています。

2017年1月11日水曜日

ワヤン・ゴレック人形


インドネシアのジャワ島で、ワヤン・ゴレックと呼ばれる人形芝居に使用される人形です。以前にも、頭部のない小さな人形を紹介したことがありますが、今回は、頭部はあっても左腕の肘から下が欠損しています。ただ、一色で染めたこの更紗を見て分かるように、かなり古手のものです。民博にはこの手の人形が数多くありますが、新しいでしょ。肘から下を失していたり、人形を操る棒もありませんが、壁に掛けると存在感たっぷりです。

2017年1月6日金曜日

伊万里色絵輪線蓋付碗

年末年始の休暇も終わり、当店は本日から営業再開ですが、みなさまは休日を有意義にお過ごしになられましたか。当方は、1週間も休みがあったものの、出掛ける日が多かったり、海外の友人から依頼された作業に時間を費やしたりと、ゆっくりとはできない日々でした。

本年も、みなさまに興味を持っていただける品を用意できるように努めますので、よろしくお願い致します。
さて、新年最初の品紹介は、色鮮やかなものでいきましょう。



江戸中期の、伊万里輪線蓋付碗2客です。釉剥げの部分がありますが、その他の疵はありません。珍品の伊万里である上、今まで欠けやニュウもなく残ったことを喜ばしく思います。庶民がこのような器を持てるような時代ではなかったでしょうから、上級武士や金持ち商人の別注品だったのではないかと想像します。

下の写真は、碗と蓋の内側ですが、2客共、鮮明な色が残っています。向付けとして使えますし、飯と香の物の器としても活躍してくれるでしょう。



2017年1月1日日曜日

2017年 元旦

明けましておめでとうございます
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます