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2017年3月17日金曜日

企画展 『花の器 5th』

今日は、企画展準備のため店の休みをいただいておりますが、いよいよ、明日から今回の企画展開始です。時代も国も材質も異なる品を120点以上用意しましたので、みなさまのご来店をお待ちしております。どうぞよろしくお願い致します。

さて、今日は小振りの見立て花器を2点紹介致します。


中国の明代青磁香炉です。小さくても存在感のある器で、胴に入った貫入が、時代を感じさせます。ニュウがありますが漆で直してあり、水漏れはございません。口径8.5cm、高さ4.7cmです。


こちらは日本のもので、江戸中期の美濃掛分け芯切入れです。花を生けると、小さいながらも、花器として作られたのではないかと思ってしまうほど、花が似合います。底の直径5.2cm、高さは6cmで、口縁に小さなホツがありますが、白釉が掛けられている部分なので目立ちません。牙蓋を付ければ、茶入れとしても使えるでしょう。