時代は紀元前から現代、ジャンルは現代美術、アフリカやインドネシアのプリミティヴ・アート、アラブの古民具、日本や朝鮮を中心としたアジアの陶磁器・仏教美術・古道具等を扱う小さなセレクトショップです。他の骨董屋や古美術店ではほとんど見掛けない珍しい品を中心に集めておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店下さい。
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2018年4月25日水曜日
2018年4月22日日曜日
写真家 ソール・ライター展 at 伊丹市立美術館
今日は、伊丹市立美術館まで、ソール・ライター展を観に行きました。私は、フォト・ジャーナリストばかりに目がいっていて、この写真家を知らなかったのですが、当店のお客さんから勧められて出向いたのです。展示室が4部屋に分かれていて、最初はモノクロと商業写真、その後、カラー、絵画、プライベート写真と続くのですが、最初のモノクロを観て、アンリ・カルチェ・ブレッソンやエリオット・アーウィットの写真を観慣れていることもあり、良いなとは思ったものの、それほどは感動しませんでした。それが、2部屋目のカラー写真を観て、その写真家独特の構図や色構成に、他の写真家とは別の素晴らしさを感じました。そして、3番目の部屋へ行って、彼のカラー写真の良さがどこから来たのかを納得。彼は、写真を始める前に絵を描いていて(特に水彩画)、絵画での色構成が、カラーでの写真撮影に反映していたようです。水彩画の色使いが素敵で、3色のボーダーで構成しているものは、油彩やアクリル絵画と違ってマチエールを出しにくいものの、マーク・ロスコにも引けを取らないなと思ったのは、私だけでしょうか。5月20日まで開催しているので、興味のある方は是非どうぞ。
今日は、伊丹市立美術館まで、ソール・ライター展を観に行きました。私は、フォト・ジャーナリストばかりに目がいっていて、この写真家を知らなかったのですが、当店のお客さんから勧められて出向いたのです。展示室が4部屋に分かれていて、最初はモノクロと商業写真、その後、カラー、絵画、プライベート写真と続くのですが、最初のモノクロを観て、アンリ・カルチェ・ブレッソンやエリオット・アーウィットの写真を観慣れていることもあり、良いなとは思ったものの、それほどは感動しませんでした。それが、2部屋目のカラー写真を観て、その写真家独特の構図や色構成に、他の写真家とは別の素晴らしさを感じました。そして、3番目の部屋へ行って、彼のカラー写真の良さがどこから来たのかを納得。彼は、写真を始める前に絵を描いていて(特に水彩画)、絵画での色構成が、カラーでの写真撮影に反映していたようです。水彩画の色使いが素敵で、3色のボーダーで構成しているものは、油彩やアクリル絵画と違ってマチエールを出しにくいものの、マーク・ロスコにも引けを取らないなと思ったのは、私だけでしょうか。5月20日まで開催しているので、興味のある方は是非どうぞ。
2018年4月18日水曜日
囷 (キン)
日本で発掘された漢代の緑釉囷です。囷とは、中国語で穀倉を意味し、この形が示す通り、家畜の飼料を保管するサイロを象って作られたようです。この内部に古い紙片が入っており、そこには、「明治24・25年頃 市外金立にて発掘せしもの」と書かれています。調べたところ、佐賀県佐賀市金立町では、弥生時代前期の呉人の墓が100基以上発見されていて、その町の住民は、かなり昔から、遺跡の存在を知っていたとのことです。ボロギレに包まれ、明治頃の箱に入っていました。箱には、昭和45年の新聞紙も残されていますので、紙片のメモは、その頃に書かれたのかもしれません。いやはや、考古学ってロマンがありますね。脚は熊をモチーフにして作られ、釉薬のカセ、ひっつき以外、欠けもニュウもありません。高さは、30.5cmです。
日本で発掘された漢代の緑釉囷です。囷とは、中国語で穀倉を意味し、この形が示す通り、家畜の飼料を保管するサイロを象って作られたようです。この内部に古い紙片が入っており、そこには、「明治24・25年頃 市外金立にて発掘せしもの」と書かれています。調べたところ、佐賀県佐賀市金立町では、弥生時代前期の呉人の墓が100基以上発見されていて、その町の住民は、かなり昔から、遺跡の存在を知っていたとのことです。ボロギレに包まれ、明治頃の箱に入っていました。箱には、昭和45年の新聞紙も残されていますので、紙片のメモは、その頃に書かれたのかもしれません。いやはや、考古学ってロマンがありますね。脚は熊をモチーフにして作られ、釉薬のカセ、ひっつき以外、欠けもニュウもありません。高さは、30.5cmです。
2018年4月4日水曜日
ガラスの一輪挿し
花器展が終了したので、店内の商品入れ換えをし、夏に向かって多くのガラス製品を並べました。以前にも述べましたが、当店で扱っておりますガラス類は、江戸切子盃をはじめ、明治から昭和初期までの、酒器、皿、碗、瓶等が主です。春から夏にかけて、それらの品を店内に並べておりますので、ご興味のある方は、是非ご覧下さい。
今日は、それらの中で、一輪挿しとしてぴったりの品を2点紹介致します。
初見のものですが、細長く四角いガラス瓶で、口も広く、野の花等を生けると素敵です。ゆらゆらとしたガラスで、昭和初期頃のものでしょう。高さ14cm
こちらは小さな瓶ですが、形からして、恐らく徳利として作られたのでしょう。あまりにも小さいので、お酒は僅かしか入らないだろうと思っていたのですが、量ってみると、丁度180mlでした。少し歪んだ姿が可愛く、明治〜大正頃の作だと思います。高さ9.8cm
花器展が終了したので、店内の商品入れ換えをし、夏に向かって多くのガラス製品を並べました。以前にも述べましたが、当店で扱っておりますガラス類は、江戸切子盃をはじめ、明治から昭和初期までの、酒器、皿、碗、瓶等が主です。春から夏にかけて、それらの品を店内に並べておりますので、ご興味のある方は、是非ご覧下さい。
今日は、それらの中で、一輪挿しとしてぴったりの品を2点紹介致します。
初見のものですが、細長く四角いガラス瓶で、口も広く、野の花等を生けると素敵です。ゆらゆらとしたガラスで、昭和初期頃のものでしょう。高さ14cm
こちらは小さな瓶ですが、形からして、恐らく徳利として作られたのでしょう。あまりにも小さいので、お酒は僅かしか入らないだろうと思っていたのですが、量ってみると、丁度180mlでした。少し歪んだ姿が可愛く、明治〜大正頃の作だと思います。高さ9.8cm
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