時代は紀元前から現代、ジャンルは現代美術、アフリカやインドネシアのプリミティヴ・アート、アラブの古民具、日本や朝鮮を中心としたアジアの陶磁器・仏教美術・古道具等を扱う小さなセレクトショップです。他の骨董屋や古美術店ではほとんど見掛けない珍しい品を中心に集めておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店下さい。
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2019年9月28日土曜日
2019年9月23日月曜日
企画展 『発掘せしもの』
いよいよ明日から、今回の企画展を開始しますので、みなさまのご来店をお待ちしております。よろしくお願い致します。
今日は、小さなオブジェ2点の紹介です。
レバノン発掘の、フェニキア時代、3000~4000年前の人物像ですが、小さくてもずっしりと重く、錫製のようです。世界で初めて錫鉱山を開発したのはフェニキア人だったそうで、人類史において、錫は最も早く生産の始まった金属の一つだったようです。腕が欠けたりしていますが、顔はしっかりと残り、ひょうきんな表情がとても可愛く、悠久の歴史に思いを馳せてしまいます。テラコッタ製のオブジェはかなり発掘されていますが、錫製は大変珍しいそうです。本体の高さ8cm
こちらは、中国、南宋〜元代頃の磁州窯馬型人形です。犬のように見えたのですが、鞍を背負っているので、馬ですね。副葬品でしょうが、ダメージはありません。こちらもなかなか可愛いです。本体のサイズ: 長さ7.5cm、高さ6.1cm
いよいよ明日から、今回の企画展を開始しますので、みなさまのご来店をお待ちしております。よろしくお願い致します。
今日は、小さなオブジェ2点の紹介です。
レバノン発掘の、フェニキア時代、3000~4000年前の人物像ですが、小さくてもずっしりと重く、錫製のようです。世界で初めて錫鉱山を開発したのはフェニキア人だったそうで、人類史において、錫は最も早く生産の始まった金属の一つだったようです。腕が欠けたりしていますが、顔はしっかりと残り、ひょうきんな表情がとても可愛く、悠久の歴史に思いを馳せてしまいます。テラコッタ製のオブジェはかなり発掘されていますが、錫製は大変珍しいそうです。本体の高さ8cm
こちらは、中国、南宋〜元代頃の磁州窯馬型人形です。犬のように見えたのですが、鞍を背負っているので、馬ですね。副葬品でしょうが、ダメージはありません。こちらもなかなか可愛いです。本体のサイズ: 長さ7.5cm、高さ6.1cm
2019年9月18日水曜日
2019年9月13日金曜日
企画展 『発掘せしもの』
当店では、花器になるものを常に多く用意しておりますが、今日は、その中から、お手頃価格の中国ものを2点紹介致します。
元代頃の、白釉双耳壺です。土中にあったのでしょう、白釉がほとんど取れて、ごく一部にその名残があります。ただ、欠けやニュウはなく、カセた状態は侘び寂び感たっぷりです。胴径11.5cm、高さ8cm
これは謎の壺で、被せる蓋が付いており、その蓋と壺の底に穴が開いていて、何の目的で作られたのかが不明でした。中国の黒陶は新石器時代の竜山文化で作られたものが主流ですが、この壺はかなり古いものでありながら、そこまでの時代があるのかがわからなかったのですが、ある同業者に写真を見せると、彼は随分前に、唐代の沈没船から引き揚げられた黒い壺を買ったそうで、それにはやはり穴開きの蓋が付いていて、火薬を入れた壺であったことを説明されたと話してくれました。まあ、詳細不明でも、この写真のように、蓋を被せたまま細い枝や茎を生けても面白いですし、蓋なしの状態で、普通に花器として使用することもできます。口径11.3cm、高さ18cm(蓋を含む)
当店では、花器になるものを常に多く用意しておりますが、今日は、その中から、お手頃価格の中国ものを2点紹介致します。
元代頃の、白釉双耳壺です。土中にあったのでしょう、白釉がほとんど取れて、ごく一部にその名残があります。ただ、欠けやニュウはなく、カセた状態は侘び寂び感たっぷりです。胴径11.5cm、高さ8cm
これは謎の壺で、被せる蓋が付いており、その蓋と壺の底に穴が開いていて、何の目的で作られたのかが不明でした。中国の黒陶は新石器時代の竜山文化で作られたものが主流ですが、この壺はかなり古いものでありながら、そこまでの時代があるのかがわからなかったのですが、ある同業者に写真を見せると、彼は随分前に、唐代の沈没船から引き揚げられた黒い壺を買ったそうで、それにはやはり穴開きの蓋が付いていて、火薬を入れた壺であったことを説明されたと話してくれました。まあ、詳細不明でも、この写真のように、蓋を被せたまま細い枝や茎を生けても面白いですし、蓋なしの状態で、普通に花器として使用することもできます。口径11.3cm、高さ18cm(蓋を含む)
2019年9月8日日曜日
企画展 『発掘せしもの』
今日は、酒盃として使える日中韓の器を1点ずつ紹介致します。どれも状態が良く、無疵と呼べるものです。
これら以外にも、盃となるものがいくつかございます。
常滑山盃です。三方がひしゃげていて、輪花のようになっています。自然釉がたっぷりと掛かり、スレ以外は疵がないので、直しもありません。下が裏側の写真ですが、高台があり、発掘場所である『本宮山』が墨書きされています。最大径9.3cm、高さ2.8cm
次は、中国、戦国〜漢代の双耳盃です。薄造りで、S字の耳が付き、口縁は少し歪んでいます。口径6.4cm、高さ4.5cm
こちらは、朝鮮、統一新羅の小壺ですが、サイズがかなり小さいので、酒盃として使用できます。写真でご覧の通り、口縁に制作時の疵が1ヶ所あります。口径6.9cm、高さ4.8cm
今日は、酒盃として使える日中韓の器を1点ずつ紹介致します。どれも状態が良く、無疵と呼べるものです。
これら以外にも、盃となるものがいくつかございます。
常滑山盃です。三方がひしゃげていて、輪花のようになっています。自然釉がたっぷりと掛かり、スレ以外は疵がないので、直しもありません。下が裏側の写真ですが、高台があり、発掘場所である『本宮山』が墨書きされています。最大径9.3cm、高さ2.8cm
次は、中国、戦国〜漢代の双耳盃です。薄造りで、S字の耳が付き、口縁は少し歪んでいます。口径6.4cm、高さ4.5cm
こちらは、朝鮮、統一新羅の小壺ですが、サイズがかなり小さいので、酒盃として使用できます。写真でご覧の通り、口縁に制作時の疵が1ヶ所あります。口径6.9cm、高さ4.8cm
2019年9月3日火曜日
企画展 『発掘せしもの』
今日は、中国の加彩俑を2点紹介致します。
まずは、漢代灰陶加彩馬俑です。このタイプの馬俑は、作られた当時の脚が木製だったため、胴から上だけが残っています。加彩は失っていますが、パティナが美しく、私がこれまでに多く見た漢代馬俑の中で、最も美しいフォルムです。頸に直しがありますが、魅力ある姿がそれをカバーしていると言っても過言ではないでしょう。長さ32cm、高さ23cm(台を含まず)
こちらは、六朝〜隋代の文官俑です。これも加彩がほとんど残っていませんが、前面の薄い朱のラインと土の残り具合が見所になっており、私はそこに惹かれました。直しはないようです。台を含んだ高さ28.3cm
今日は、中国の加彩俑を2点紹介致します。
まずは、漢代灰陶加彩馬俑です。このタイプの馬俑は、作られた当時の脚が木製だったため、胴から上だけが残っています。加彩は失っていますが、パティナが美しく、私がこれまでに多く見た漢代馬俑の中で、最も美しいフォルムです。頸に直しがありますが、魅力ある姿がそれをカバーしていると言っても過言ではないでしょう。長さ32cm、高さ23cm(台を含まず)
こちらは、六朝〜隋代の文官俑です。これも加彩がほとんど残っていませんが、前面の薄い朱のラインと土の残り具合が見所になっており、私はそこに惹かれました。直しはないようです。台を含んだ高さ28.3cm
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