古銅鶴首瓶

江戸時代の古銅鶴首瓶です。ミニマルなフォルムで古色がしっかりと付き、そこに一輪挿せば、ご覧の通り、すっきりと納まります。高台内から水漏れがあったのでしょう、直してありますが、裏返さない限り、その部分は見えません。高さ15cm

中国、白磁深皿

明末清初の白磁中皿ですが、深みがあり、窯疵や歪みが景色となって、より一層の趣を醸し出しています。これだけの大きさと深さがあれば、色んなものを盛り付けることができ、おまけにミニマルなフォルムは、和洋折衷、様々な料理を受け入れます。後疵やニュウはなく、とても良い状態です。直径19.6cm、高さ4.3cm

ブルキナファソ蓋付カゴ

ブルキナファソの編みカゴで、とんがり帽子の蓋が付いています。古手のもので、幾何学的な模様を入れ、細かく編まれた姿が素敵なのですが、残念ながら、帽子の下部に破れがあります。そんな状態ですが、落としを入れて花を生ければ、ご覧のように、花器として使用できるでしょう。高さ11.3cm(蓋なしで)
今回は、私が育てた山川ホウサイという東洋ランを生けましたが、実はこのラン、5~6年前に花の咲いた鉢植えを買ったものの、数ヶ月間水やりを忘れてしまったのです。ところが、他の鉢植えが枯れていた中で、これだけが乾いた土の中で生きていました。それからはこまめに水や肥料をやり続けたのですが、何年も花が咲かず、今年ようやく、このように立派な花を咲かせてくれました。その生命力に驚きましたが、とにかく、花の香りがとても良いのです。

大阪でも、コロナ・ウィルスに関して緊急事態宣言が出され、どうしたものかと思案しましたが、来客がなくとも、店で雑用等をして過ごすことにしました。



銅造誕生仏

今日は、江戸時代の銅造誕生仏を紹介致します。残念ながら、挙げている腕に直しがありますが、大きさがあり、古色もたっぷり付いて、魅力ある佇まいです。高さ15.8cm

企画展 『花の器 8th』　終了

今日で、今回の企画展が終了しました。コロナ・ウィルスが蔓延する中、お出掛け下さいましたみなさま、そして品を購入していただいたみなさまに感謝申し上げます。どうも有難うございました。

明後日からは通常営業になりますが、企画展中は、コロナ・ウィルスの影響でしょう、来店していただいたお客さまが、さすがに少なかったことがあり、4月中は、店内に花器を多く残しておくつもりです。またよろしくお願い致します。

企画展 『花の器 8th』

今日は、朝鮮の壺を2点紹介致します。

新羅脚付中壺です。歪んだ造形が面白く、自然釉が残っています。口縁に目立たないホツが1ヶ所あるだけで、状態が良く、水漏れもございません。胴径15cm、高さ18.5cm

こちらは、高麗青銅水瓶です。土中に長く眠っていたために、腐食で穴の開いた部分があり、頸も直っているようですが、全体のフォルムに崩れはございません。落としも用意しました。高さ29cm