映画『テレビで会えない芸人』 at 第七藝術劇場 制作: 鹿児島放送
今日は、芸人である松元ヒロさんを取り上げたドキュメンタリー作品を観てきました。政治ネタをストレートに表現する一人芸のため、どの放送局も彼を自局の番組には出演させず、それが何故なのかと、鹿児島放送のプロデューサーが疑問に思い、その映画制作が計画されたそうです。人懐っこい人柄のためファンが多く、月曜日である今日でも、劇場は7〜8割の観客がありました。ほとんどがシニア層でしたから、『九条の会』の呼びかけ人でもあるヒロさんの関係者が多かったのかもしれません。映画の中で、高校教師である息子さんに、父親の職業に付いて質問があったのですが、どんな仕事かははっきり言えないが、芸人の中では誇れる存在だと思うと述べられていました。確かに、多くのテレビ番組で、訳の分からない芸人達が偉そうな政治発言をしていることを、苦々しく思う昨今です。
政治に関するスタンスが似ていても、敵に陰険な態度で接する私と比べ、にこやかに柔軟性を持って接するヒロさんには、見習うべき点が多いなと思った、今日の映画鑑賞でした。楽しい映画だったので、お勧めです。