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2022年10月18日火曜日

卓上に花を

塗師の作業机に、花を生けた須恵器を飾りました。



今回紹介します塗師の作業机は、小振りの引出し付きで、三方に立ち上がった縁があり、オブジェを乗せるにはピッタリです。また、机に赤漆や黒漆が付着しているものの、天板はつや消しの黒なので、飾り台として最適です。様々な色の漆が残った定盤で美しいものがありますが、飾るものと喧嘩してしまい、うるさくなります。服装のコーディネートといっしょで、上も下も柄物であれば、それぞれの良さが半減してしまいますよね。天板の裏には、大正3年の作と墨書きされています。
幅39.5cm、奥行28.5cm、高さ9.8cm

飾った須恵器は古墳時代のものですが、口が狭く、あまり見ない形です。口縁が薄く垂直に立ち上がっているので、元は蓋があった容器なのでしょう。口縁外側に僅かなソゲがあるだけで、状態・景色共に良く、水も直接張れます。
胴径10.1cm、高さ7.6cm

机が黒っぽいので、写真では、飾った器や花が少し明るめに写っています。下に、生けた姿だけの画像を載せます。