現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2023年4月25日火曜日

 ガラス器

今年の夏も、また猛暑なのでしょうか。我々人間のもたらした地球温暖化で、過ごし難い環境になってしまいました。
夏を迎える時期になり、今日はガラス器を2点紹介致します。どちらも、状態良しです。


まずは、大正〜昭和初期の蓋付ガラス鉢です。私は模様の全くないガラス器が好きなのですが、一般的にはグラヴュールやカットされたものが好まれるようで、無地の器は少ないのです。今日紹介しますものは無地な上、ほとんど使用されなかったのか、疵もスレもありません。大き過ぎず小さ過ぎずで、使い易いサイズだと思います。口径15.1cm、高さ13.2cm


こちらは、時々見かける幕末頃の江戸ガラス捻り型小皿ですが、無疵のものが少なく、残念ながら入手できたのは、この1点だけでした。ただ、こちらもデッドストックかと思う程、綺麗な状態です。直径10.5cm


先日のブログで書きました通り、4月30日(日)〜5月8日(月)の9日間は、休店させていただきますので、よろしくお願い致します

2023年4月24日月曜日

 『天路の旅人』  著者:沢木耕太郎

上記タイトルの本を半年前に買っておきながら、少しずつ読み進み、ようやく昨日完読しました。
日中戦争中、日本の密偵としてラマ僧に化け、内モンゴルからチベット、ネパール、インド等の西域に潜入した西川一三を取り上げたノンフィクションです。第二次世界大戦で日本が敗戦したと知った後も、それぞれの地の言語を学び、仏僧として意の赴くままに旅を続けた人物像を、見事に捉え描写した一冊です。若き日に、ご自身も途上国を巡られた沢木氏だからこそ書けた物語かもしれません。戦争中であるなしに拘わらず、己の気の向くままに突き進んだ一人間の生き様、ご興味のある方は是非一読を。物語には、もう一人の日本人密偵が出てきますが、二人の日本人の違った生き方に色々と考えさせられます。

2023年4月18日火曜日

翡翠勾玉




これは翡翠の勾玉ですが、統一新羅の王冠に装飾用としてぶら下げてあったもので、金銅の被せも残っています。発掘されたもので、鍍金は残っていませんが、ペンダントトップにするには、金ぴかの状態よりも、このように古色の付いた被せの方が良いのではないかと思います。使われている翡翠は、糸魚川産のものを輸入したのだそうです。長さ3cm (被せの右上から先端部)


2023年4月15日土曜日

 ゴールデンウィーク中の休店日

当店では、4月30日(日)〜5月8日(月)の9日間、お休みを頂戴します。
私自身はどこへも行かず、溜まった本を読んで過ごそうかと考えておりますので、その期間にご来店していただける方は、前もってご連絡を頂きますと店を開けますので、ご遠慮なくお申し付け下さい。よろしくお願い致します。

2023年4月11日火曜日

伊万里赤玉小皿



桐箱入りの、江戸中期伊万里赤玉小皿、5客組です。これらは日の丸を意匠として造られたのでしょうか、ミニマルなデザインに惹かれ、入手しました。時代の若い日の丸皿はたまにあるようですが、江戸中期のものは珍しいそうです。直径9.5cm

 

2023年4月4日火曜日

藤沢友一 油彩



なかなか面白い絵に出会い、入手しました。作者は藤沢友一 (1922~) という方で、絵本画家をされていたようです。現代の若者が好んで描くような画風ですが、描かれたのは丁度60年前の1963年です。絵本画家としては、その物語に合った具象絵画を描かれたようですが、今回入手した絵は、本業の絵本とは別に、ご本人の発想で楽しまれたのではないでしょうか。額装も、作品に合って素敵です。

下が、キャンバス裏の画像です。


2023年4月2日日曜日

企画展 『花と酒』 終了

今日で、今回の企画展が終了しました。ご来店いただいたみなさま、そして品をお買い上げいただいたみなさまに感謝申し上げます。どうも有難うございました。

明後日からは、通常営業に戻りますので、またよろしくお願い致します。