トクチャ 2種
今日の品紹介もチベットもので、トクチャを2点です。
まずは古いもので、ホラ貝を象ったシンプル・デザインのトクチャです。吐蕃王朝時代に作られたものですから、中国で言うと唐代(618~907)頃に当たります。ペンダントとして身に付けても、ミニマルなデザインですから、違和感なく納まるでしょう。
長さ5cm
こちらはそれ程古くはないのですが、それでも150~200年程前に作られたトクチャで、密教仏具であるヴァジュラ(金剛杵)を模しています。ヴァジュラを模ったトクチャは色んなタイプがあり、これは十字になった羯磨(とくま)と呼ばれるデザインです。羯磨とは、古代インドの投擲武器(日本で言うと手裏剣のようなもの)だったそうです。縦6.2cm、横6cm