企画展 『いきもののカタチ』
今日は、テラコッタ製の品を3点紹介致します。
モヘンジョダロは、4000年程前に栄えたインダス文明最大の都市遺跡ですが、このコブ牛はその地での発掘品です。表面に多少の擦れがあり、左前脚と右後脚の内側にソゲがありますが、内側なので目立たなく、鑑賞するには十分なコンディションだと思います。全長9.2cm、高さ6.7cm
マヤ文明下での人物像です。胸が膨らんでいるので、女性でしょうか。私は、南米ものは詳しくないのですが、古代では、世界の様々な地域で生贄の風習がありましたから、この像の表情から、呪術的な意味合いがあったのではないかと想像しています。高さ13.5cm