映画 『カムイのうた』 at 第七藝術劇場
今日は、上記タイトルの映画を観てきました。この映画は、実在した知里幸恵(1903-1922)という人物をモデルに描いたフィクションで、和人による酷い差別に遭いながら、文字を持たないアイヌのユーカラという叙事詩を日本語に訳する物語です。映画では実名が出てきませんが、その翻訳を依頼したのは、言語学者の金田一京助だったそうで、アイヌ文化が今でも日本語で語り継がれているのは、知里幸恵の功績が大きいようです。悲しくも感慨深い映画で、出演者であった島田歌穂の歌が特に素晴らしかったです。