伊万里白磁輪花向付
時代は紀元前から現代、ジャンルは現代美術、アフリカやインドネシアのプリミティヴ・アート、アラブの古民具、日本や朝鮮を中心としたアジアの陶磁器・仏教美術・古道具等を扱う小さなセレクトショップです。他の骨董屋や古美術店ではほとんど見掛けない珍しい品を中心に集めておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店下さい。
Customers are able to talk in English at the shop.
2025年1月28日火曜日
2025年1月21日火曜日
2025年1月14日火曜日
2025年1月7日火曜日
宋代白磁如向付皿
当店では、今日から今年の営業が始まります。今年もどうぞよろしくお願い致します。
今年最初の品紹介は、大名家伝来のものです。ただ、私は来歴や箱書きには興味がなく、そのモノ自体が好きかどうかで入手するか否かを決めます。
島津斉彬の四女、典姫旧蔵の宋代白磁向付皿5客組です。手前の3客は無疵、他の2客は、1客が甘手、もう1客は鳥足状に欠けた部分が補修されています。全ての皿に施された金覆輪は無事で、鍍金が薄っすらと残っています。古色の付き方からすると、茶会等で頻繁に使用されたことが窺えます。薩摩藩は、中国との貿易が盛んだったので、中国ものは豊富に入ったのでしょうね。
まあ、5客全てが完品であれば、私などには入手できませんでした。
2025年1月3日金曜日
Seychelles
以前のブログで、かつて私が住んでいたセイシェル共和国をいずれ紹介すると書いていたものの、すっかりと忘れていました。その地での写真を掲載していきますが、初回は、古い墓地の写真です。セイシェルは人が住み始めて300年も経っていないのですが、それ以前は、海賊が上陸するような島々だったそうです。
セイシェルといえばヨーロッパの避暑地なので、美しい海や空の写真をご覧になりたい方がいらっしゃるでしょうが、私はそのような写真はほとんど撮っていないので、そういった写真をご覧になりたい方はインターネット上にたくさん掲載されていると思います。
この墓地ではセイシェルへの入植者だけが埋葬されています。最初はフランス領でしたので、フランス人の墓だったようです。18~19c頃の墓地で、街の中心部から歩いても僅か15分程の位置にあるのですが、私が何度か撮影した時は誰一人として訪れるのを見ませんでした。
墓の扉に穴が開いていますが、古い時代に盗掘された跡です。内部を覗くと、鉛製の棺桶が潰れて人骨が見えていました。
入植者はクリスチャンだったので、クロスが多く見られます。セイシェルは最初がフランス領で、後にイギリス領になったため、現在でも国民の90%程がクリスチャンです。カソリックと英国教会の信者で構成されていますが、やはり先に入った宗教が強いようで、マジョリティはカソリックです。
墓には埋葬者の名前や年代が刻まれていますが、造られてから数百年経過しているため、このように朽ちた姿のものがほとんどです。
2025年1月1日水曜日
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