企画展 『護』
今回の企画展出展の品を今日からいくつか紹介しますが、まずは中国もの4点です。
これは今回の企画展お知らせで画像を使用した、魁星点斗という青銅像で、中国では、科挙で主席合格を願うためのお護りとして利用されました。出展品は明代のものですが、魁星点斗は宋代に生まれ、清代まで長期間続いたお護りだったそうです。男子が担いでいる中に丸いものが見えますが、それは北斗七星を表しているとか。まるで、日本の雷さんを表した像のように見えますね。高さ17.5cm (含台)
これは北魏時代に龍門石窟で刻まれた、小さな供養者像です。龍門石窟は石灰岩層に造られたため、材質として非常に硬く、像がシャープに彫られたようです。龍門石窟には大小10万以上の仏像が彫られていると言いますから、仏教に取り憑かれた時代だったのでしょう。高さ12.5cm
商代 (殷代) の戈 (か) と呼ばれる青銅武器の形なのですが、全長が19.8cnと短く、取っ手部分に饕餮文が施され、漆が掛けられているところから、これは実用の武器ではなく、魔除け等の祭祀具として利用されたようです。
下の画像が、取っ手部分の饕餮文で、生きものの顔を表現しています。
これまでにもいくつかの木偶を紹介したことがありますが、これは明代に道観 (道教の寺院) へ納められた木偶で、安寧を願ったり、悪霊や災いを追い払う目的だったそうです。高さ20.3cm