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2014年7月17日木曜日

ファーティマ・ハンド

イスラームの預言者ムハンマドの四女で、第四代正統カリフ、アリーの妻であったファーティマは、民衆への慈悲深い行いや良妻賢母を評価され、多くのイスラーム教徒に崇められています。909年には、シーア派の一派であるイスマーイール派が現チュニジアのマハディーヤにファーティマ朝を興し、その後、カイロにも王朝を築きました。そんなこともあり、特にマグレブとよばれる北アフリカ地域で、ファーティマの手を象ったものを魔除けやおまじないとして生活に取り入れています。今日は、チュニジアで手に入れたファーティマ・ハンド、2点を紹介致します。


これはドアに取り付け、ノックするための金具です。ヨーロッパの蚤の市等でも売られているようで、見つけられた方はヨーロパのものだと思われることが多いようですが、元々はアラブ・オリジンです。ヨーロッパの国々では北アフリカ出身の人達が多いので、長い歴史の中で持ち込まれたのでしょう。


こちらはシルバー製のブレスレットです。手をつないだデザインになっています。私はこれまでにチュニジアを6回訪れましたが、その中でたまたまこのデザインのものを2点見つけました。1点は既に売れたのですが、この写真のものは在庫しています。