時代は紀元前から現代、ジャンルは現代美術、アフリカやインドネシアのプリミティヴ・アート、アラブの古民具、日本や朝鮮を中心としたアジアの陶磁器・仏教美術・古道具等を扱う小さなセレクトショップです。他の骨董屋や古美術店ではほとんど見掛けない珍しい品を中心に集めておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店下さい。
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2016年7月30日土曜日
2016年7月20日水曜日
自然石
私は石には特別興味がないのですが、気になればどんな分野のものでも買ってしまいます。ということで、今日は、そんな石を紹介致します。
日本の自然石です。かなり前に入手しましたが、人目につかない場所に置いていたので、ご来店された方の多くはお気付きにならなかったでしょう。色目に魅かれたのですが、この佇まいから何となく大黒さんを想像してしまいます。
こちらは那智黒石です。色も形も良く、傾斜があるにも拘らず何かを乗せたいなと思い、極小の盆栽を乗せると、なかなか様になりました。
以前、これに木蓮を生けてブログに載せたことがありますが、この石の種類が判明しました。
お客さんから、その石と同種のものがかなり前の『小さな蕾』に掲載されていましたよと伺い、2002年発刊の本を持ってきて下さいました。その記載によると、かつて読売巨人軍で活躍された川上哲治さんが、美濃加茂市にある正眼寺の梶浦老師からいただいた、壺石とのことでした。下の写真がそこに掲載されていたもので、色の濃淡やコントラストが少々異なって見えますが、同種の石のようです。
私は石には特別興味がないのですが、気になればどんな分野のものでも買ってしまいます。ということで、今日は、そんな石を紹介致します。
日本の自然石です。かなり前に入手しましたが、人目につかない場所に置いていたので、ご来店された方の多くはお気付きにならなかったでしょう。色目に魅かれたのですが、この佇まいから何となく大黒さんを想像してしまいます。
こちらは那智黒石です。色も形も良く、傾斜があるにも拘らず何かを乗せたいなと思い、極小の盆栽を乗せると、なかなか様になりました。
以前、これに木蓮を生けてブログに載せたことがありますが、この石の種類が判明しました。
お客さんから、その石と同種のものがかなり前の『小さな蕾』に掲載されていましたよと伺い、2002年発刊の本を持ってきて下さいました。その記載によると、かつて読売巨人軍で活躍された川上哲治さんが、美濃加茂市にある正眼寺の梶浦老師からいただいた、壺石とのことでした。下の写真がそこに掲載されていたもので、色の濃淡やコントラストが少々異なって見えますが、同種の石のようです。
2016年7月15日金曜日
芳賀龍一
5月にアートサロン山木を訪ねた際、陶芸を始めて3年目なのに、こんなやきものを焼く若者がいるのですよと見せていただいたのが、福島県会津出身で、現在は益子にて作陶されている芳賀龍一さんの作品でした。芳賀さんは、武蔵野美大で彫刻を専攻されたものの、3年前から陶芸を本格的に始められたそうで、新人ながらなかなか素敵な作品を作る方だなと思い、先週の個展中に2点購入しました。各地の土をご自身で掘り、釉薬も全て自分で作るという、とても研究熱心で将来が楽しみな陶芸家です。
この飯茶碗は、芳賀さんの作品を初めて見せていただいた時に、まだ値段が決まっていないとのことで取り置きしてもらったものですが、胴に窯疵が入り、程良く流れた釉薬の中に土の鉄分がバランス良く浮き出ています。歪んだ姿も私の好みです。
こちらは、会津の地層を切り取ってそのまま窯で焼いたものだそうで、ミルフィーユのパイ生地のように、いくつもの層が重なっているのが見て分かります。この上に小品を4点乗せて焼いたようで、景色良く仕上がっています。これを砕くと、全てが釉薬として使えるのだそうです。私は、最近、ワインや焼酎を飲む際、ドライフルーツをあてとしてつまむことが多く、その皿として使おうと思っています。
5月にアートサロン山木を訪ねた際、陶芸を始めて3年目なのに、こんなやきものを焼く若者がいるのですよと見せていただいたのが、福島県会津出身で、現在は益子にて作陶されている芳賀龍一さんの作品でした。芳賀さんは、武蔵野美大で彫刻を専攻されたものの、3年前から陶芸を本格的に始められたそうで、新人ながらなかなか素敵な作品を作る方だなと思い、先週の個展中に2点購入しました。各地の土をご自身で掘り、釉薬も全て自分で作るという、とても研究熱心で将来が楽しみな陶芸家です。
この飯茶碗は、芳賀さんの作品を初めて見せていただいた時に、まだ値段が決まっていないとのことで取り置きしてもらったものですが、胴に窯疵が入り、程良く流れた釉薬の中に土の鉄分がバランス良く浮き出ています。歪んだ姿も私の好みです。
こちらは、会津の地層を切り取ってそのまま窯で焼いたものだそうで、ミルフィーユのパイ生地のように、いくつもの層が重なっているのが見て分かります。この上に小品を4点乗せて焼いたようで、景色良く仕上がっています。これを砕くと、全てが釉薬として使えるのだそうです。私は、最近、ワインや焼酎を飲む際、ドライフルーツをあてとしてつまむことが多く、その皿として使おうと思っています。
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