『ホロコーストからガザへ・パレスチナの政治経済学』 サラ・ロイ
パレスチナ問題に関して、先日紹介しましたイラン・パペの本が在庫を切らしているようなので、本をもう1冊紹介致します。2009年に東京大学がユダヤ人学者であるサラ・ロイ氏を日本に招聘し、東京と京都で行われたインタビューや講演をまとめ、解説も含めた本です。
私も京都大学で聴講しましたが、イスラエルのガザ統治には、かつて我が国が行った朝鮮統治やアイヌ政策と似通った性格を持っていることに気付かされます。なお、サラ・ロイ氏のご両親はホロコーストのサバイバーでした。