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2017年4月12日水曜日

花の器

つい先日企画展が終わったところですが、最近入手した、私好みの和の見立て花器を2点紹介致します。


                             油掬い
竹で作られた、明治時代の油掬いです。掛花入れとしても見栄えがするでしょうが、取手に瓢箪が結ばれているので、敷板に乗せて見立て花器としました。ただ、瓢箪が何故結ばれているのかが謎なのですが、瓢箪内部で油の匂いがするので、受皿の上で瓢箪に油を入れたのかもしれません。とにかく、和を感じさせる1点です。高さ17cm。



                              編み篭
こちらは、漆器で有名な輪島から出た編み篭ですが、とことん使われたようで、篭の縁や紐はこのような状態です。元の形は崩れていますが、おおよそのサイズは、横15cm、縦18cmです。「どうしてこんなものを」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、これも私の好みなのです。海外に住んでいた時、インタビューを受けて、私の好きな現代美術家はという質問をされたのですが、ヨーゼフ・ボイス、アルベルト・ブッリ、マグダレーダ・アバカノヴィッチの3名を挙げました。勿論、他にも好きなアーティストが何人もいましたが。