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2018年7月29日日曜日

 セイシェル訪問

9年ぶりに訪れたセイシェルですが、滞在した1週間の内、晴れたのは最後の2日間だけでした。セイシェルは南緯4度に位置し、赤道近くですが一応南半球なので、この時期は冬なのです。モンスーンが強い風を運び、夜は肌寒い程で、エアコンがなくてもさほど暑くはありません。その地に10年半も住んでいたので、友人も多く、みんなと会うだけで、時間が足らないほどでした。快晴の日がほとんどなかったため、風景写真はありませんが、現地人の中で最も仲の良かったアーティストを紹介致します。


彼の名は、Leon Radegondeといい、セイシェルで一番のアーティストです。私がセイシェルを訪れると、まず一番に彼を訪問します。2015年のヴェニス・ビエンナーレには、セイシェルも初めて参加し、彼ともう一人の友人が代表に選ばれました。


彼の横に立てかけた、真ん中の作品の一部アップです。


彼の家の入口辺りに飾ってあったオブジェですが、ヤシガニを獲るための網だそうです。


両側の3点は、随分前に彼が描いた肖像画で、真ん中にディスプレイされているのは、彼のお爺さんが使用していたジグソウ (のこぎり) だそうです。100年まではいかなくても、かなりの古物です。


これは、私がセイシェルでの生活を終え、帰国直前に購入した彼の作品で、2003年の作です。小さな作品は日本へ持ち帰ったのですが、これは幅が150cmあり、狭い日本の家では飾れないので、セイシェルに残したままでした。久々に観ましたが、やはり良い作品です。
ヨーロッパには、彼の作品のコレクターが多く、良い作品はすぐに売れてしまうのです。
彼の活力は毎晩の飲酒から生まれるので、久々にはしご酒に付き合い、飲酒運転をしてしまいました。セイシェルは、飲酒運転の取り締まりがないのですが、旅先で事故を起こしたくないので、注意しながら無事帰宅しました。