企画展 『花と酒 3rd』
2025年3月25日(火) - 4月6日(日) 12:00 - 18:00 会期中の休店日: 3月31日(月)
いよいよ明日から今回の企画展開始です。素材は色々、手頃なものから珍品・優品まで幅広くございますので、ご興味のある方はどうぞご来店いただきますよう、よろしくお願い致します。
なお、いつもの企画展同様に、国内ものや小品を並べたキャビネットは、常設として残しております。
さて今日は、花を生けるための小さな瓶・壺を6点紹介致します。
これは江戸中期の備前だということで仕入れたのですが、この窯印からもっと古いのではないかと思っています。ただ、中国や朝鮮では副葬品として小品を造っていましたが、日本でこのような小瓶をどのような目的で造ったのかが不思議です。 胴径6.5cm、高さ9.8cm
中国、南宋代の黒釉小瓶です。明器(副葬品)なので、かなり小さいですが、釉薬にカセはなく、最近の作品ではないかと思う程、パーフェクトな状態です。胴径5.5cm、高さ8.6cm
ネパールの黒陶小壺ですが、ご覧の通り、とにかくフォルムが美しい!花を生けずとも、そのまま飾って存在感ありです。煤をかぶって無疵、水を直接張れます。胴径9.9cm、高さ9cm
これもネパールの黒釉小壺ですが、口縁に一ヶ所ソゲがあります。やはり煤をかぶり、丸いフォルムが可愛いです。 胴径10.8cm、高さ9cm
これは石造だということで仕入れたのですが、実際にはやきものでした。作家ものかも知れませんが、コロンとした姿で景色が良く、かなり気に入っています。厚みがあり、ずっしりと重いです。胴径10.2cm、高さ5.1cm
最後に紹介しますのは、日本の壺石です。壺石は自然の造作ですから、大きさも形も同じものはありません。今回のものは小型で景色良く、野の花が似合います。高さ9.5cm(含台)