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2025年3月13日木曜日

数寄屋雲竜椿



当店では花器を多く扱っているので、花を生けるために、特に枝ものは私自身で育てています。京都などでは街中の花屋さんで枝ものが多く売られているのですが、大阪市内では種類も少なく、気に入ったものがほとんどないのです。一時はマンションのベランダに50鉢程の鉢植があったものの、マンション全体の大改修で、そこの敷地や店の裏庭に全ての鉢を移したところ、11鉢あった椿は多くが枯れて、生き残ったのはたったの4鉢でした。この写真の数寄屋雲龍も生き延びたものですが、あまり好きな椿ではなかったので、これまで一度も生けたことがありませんでした。ところが今回それを中壺に生けると、花持ちが良いし、いくつかあった蕾が次から次に開き、10年近く前からあったこの椿を何故生けなかったのかと反省しています。まあ、人の気持ちは変化するということでしょう。