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2020年3月26日木曜日

企画展 『花の器 8th』

今日は、木で作られた日本のものを2点紹介致します。


漆桶ですが、このように背の低いものは初めて見ました。普段見掛ける漆桶は、木から採取した漆を入れるためのものですが、今回紹介する桶は、塗師が作業する際に使用した器ではないでしょうか。どのような利用方法だったかは定かではないですが、とにかく珍品の桶です。胴紐部分の直径12.4cm、高さ6cm
桶が黒っぽく、この画像では細部が見辛いので、下に桶だけの写真をアップします。





こちらは、江戸時代に使われた、水を通した木管を切断したものです。要は、現在の土管代わりですね。管を切ったものなので、当然ながら、底は穴が開いています。長期間土中にあったため、このように木が朽ちていますが、それがより一層に趣を醸し出しています。幅12.2cm、高さ22.8cm