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2020年3月18日水曜日

企画展 『花の器 8th』

今日は、掛花入を4点紹介致します。


これは、ベトナムの編み篭です。細かく編まれていて、頸には、アクセントのように2本の細い竹が回されています。少し歪んだ造形も素敵で、精緻に作られ価格の高い国産工芸品よりも味があるのではないでしょうか。高さ17.5cm


こちらは、フィリピンの編み篭です。かなり大まかに編まれたために、中が透けて見えることもあり、竹筒の落としを用意しました。高さ17cm


これは、鉄製の掛花入です。鉄筒の底を溶接して作られていますが、内部の錆び方を見ると、最初から花器として作られたものだと思います。口が、引きちぎられたような造りで、胴の鉄味が古めかしく素敵です。なお、自立しますので、卓上でも飾ることができます。長期間水を溜めると劣化が進むので、アクリルの落しを用意しました。高さ15.7cm


こちらは土器の残欠ですが、元は、弥生〜古墳時代の高坏の脚だったのではないかと思います。その部分を逆にして、紐を掛け、掛花入にしました。質感、色、共に良いです。高さ10.5cm