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2020年3月8日日曜日

企画展 『花の器 8th』

今日は、中国の小さな器を3点紹介致します。


まずは、戦国時代の印文陶小壺です。当店のブログで昨年掲載した、背の高いコップ型の印文陶小壺は時々見ますが、このように背の低いものは少ないようです。肉眼では分かりませんが、口縁に2ヶ所、ホツを直した形跡があり、無疵に見えます。胴径10.4cm、高さ6.2cm


こちらは、遼代緑釉小壺です。遼代の水瓶等はよく見掛けますが、今回の壺は珍しい形で、口の内側にも釉薬が掛けられた上手のものです。口縁に1ヶ所極小のホツがありますが、ほとんど目立ちません。胴径8.8cm、高さ10.6cm


最後は、発掘ものの漢代灰釉碗で、カセてはいますが、侘び寂び感のある景色です。無疵に見えるのですが、胴に直しがあるかもしれません。水を直接入れると、沁みてくるので、落としが必要です。口径10.2cm、高さ6.4cm