現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2022年3月21日月曜日

企画展 『花の器 10th』

いよいよ、明日から今回の企画展の開始です。ご興味のある方は、どうぞご来店いただきますよう、よろしくお願い致します。

2022年3月22日(火) - 4月3日(日)  12:00 - 18:00  会期中は無休で営業

まだまだコロナ・ウィルス禍が収まりませんが、感染予防のため、ご来店の際は、マスクの着用をお願い致します。
消毒用アルコールは店内に用意しておりますので、ご使用下さい。


さて今日は、日本の小振りなものを4点紹介致します。


まずは、上野焼の小壺です。これを見た時、常滑辺りのものかと一瞬思ったのですが、水飴を入れて売る為に、18~19c頃に上野で造られた壺だそうです。緊張感のあるフォルムが素敵で、なるほど茶陶を焼いていた窯のものだと納得しました。
胴径10.4cm、高さ12.7cm


これは、桃山〜江戸初期頃に使われた丹波の匣鉢です。流石に、時代のない匣鉢と比べて古格を感じます。窯割れした部分が景色をより良くしており、水漏れしないところから、前所有者が上手く直されたのかもしれません。高さ9.7cm


小さな弥生土器です。胴にニュウがあり、内側から直してありますが、その他は欠けが全くありません。前所有者が大切にされていたようで、ピッタリサイズの銅製落としが作られていました。胴径10.6cm、高さ11.7cm
私は土器フェチですから、土器系・須恵器系はかなりの数を所有しております。土器には花が似合うんですよ。


大正時代頃のガラス角瓶です。初見のものですが、薬瓶だったのでしょうか。サイズが手頃で、口の広さもややあり、花を生けるのに適しています。高さ16.4cm
ガラス瓶は、この他、明治から昭和のものまで、数多くの在庫がございます。