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2022年3月9日水曜日

企画展 『花の器 10th』

今日は、掛花に使える品を4点紹介致します。


まずは、アイスクリームのコーン状に鉄板を巻いた品です。これがどのような使用目的で作られたのかは不明で、それ程古いものではないにしても、シャープでミニマルな姿はとても魅力的です。高さ23.2cm


これは、布で作られた塗師の道具入れです。刷毛等を収納したのでしょう、全体に漆が塗られ、明治時代頃のものだと思います。高さ20.3cm


こちらは、山葡萄で編まれた小さな籠です。山葡萄で作られたナタ入れは時々目にしますが、かなりの長さがあるのでこれまで買わなかったのですが、このような小振りのものは初見で、迷わず入手しました。古色の付き方から、明治〜大正頃はあるでしょう。高さ13.2cm


最後に紹介しますのは、水牛の角で作られた掛花入です。古い金具が付けられていたので、数寄者が花を生けるために作ったのではないでしょうか。かなり古そうで、江戸〜明治頃はあるでしょう。高さ19cm