企画展 『花の器 10th』
今日は、西アジアと中央アジアの古い器を紹介致します。
これは、紀元前のペルシャ青銅片手碗です。口縁に一箇所直しがありますが、緑青の上に青い色彩が残り、白の文様がかなりはっきりと浮き出て、鮮やかな色彩を楽しめます。口径13.1cm(把手を除く)、高さ7cm
こちらは、アフガニスタンで発掘された、バクトリアのアラバスター壺です。バクトリアは、BC2~3c頃に現在のウズベキスタン・タジキスタン・アフガニスタン辺りにギリシャ人が建てた王国です。一箇所、欠けた部分を上手に直してあります。底径11.2cm、高さ11.4cm