企画展 『Favorites』
今日は、プリミティヴな世界のブロンズ像を3点紹介致します。
これもアフリカ、マリのドゴン族が造った立像です。200年以上前に造られた像でしょうが、伝世のため、状態が非常に良く、美しいパティーナを保っています。20世紀初頭に活躍した多くのアーティスト達が、プリミティヴな造形に影響を受けましたが、ジャコメッティやブランクーシが、このような立像からヒントを得て、自身の作品に昇華させたのでしょう。高さ16.7cm
こちらは、インドの北東部に住むナガ族のブロンズ像ですが、このように両親と子供が一緒になった像は、これまでに見たことがなく、かなり珍しいものです。19c頃の作で、父親が首から下げている頭型のレリーフは、1人の首を刈った証です。
高さ24.3cm(含台)