企画展 『Favorites』
今日は、身に付けるアクセサリーを3点紹介致します。
まず最初は、エッジドカーネリアンのネックレスです。エッジドカーネリアンとは、インダス文明が栄えたBC2000頃に、植物から抽出したアルカリ性のナトロンという液でカーネリアンに文様を描き、300~400℃の低温で焼き付けたものです。このネックレスは、粒の揃った小さめの石を集めて作られていますので、品が良く、女性だけではなく男性が付けても素敵だと思います。作られてから数千年経っても、文様が剥げないのですから、先史時代の人達の知恵はすごいですね。
これは、ターコイズのネックレスですが、アメリカのアリゾナ州にあった、スリーピングビューティー鉱山で発掘された石を集めたものです。スリーピングビューティーのターコイズは、混じり気がほとんどないので、世界で最も美しいターコイズとされていましたが、2012年に閉山したため、もう入手することができません。こちらも、男性が着用してもおかしくないでしょう。
最後に紹介しますのは、中国、戦国時代のブロンズ製護符です。男性の赤ん坊がモチーフのようで、子供の守護といった意味合いがあったのかもしれません。とても可愛い姿で、頭頂部に紐を通せるようになっているので、お守りとして首に掛けることができます。高さ4.3cm