李朝後期瑠璃釉徳利
もう、今月は朝鮮陶磁器の紹介月間といきましょう。たまには少々値の高い優品も紹介致します。李朝後期の分院で作られた瑠璃釉徳利ですが、フォルムの良さはご覧の通りです。下蕪型とよばれる形ですが、この曲線が僅かに変化してもボテッとした姿になったり、バランスを崩してしまいます。また、無作為に塗られたコバルトの斑に、この徳利を作った陶工のセンスの良さを感じます。それと、高さ14cm、容量200cc強ですから、酒器好きの方にはもってこいのサイズでしょう。それらの要素を満たす瑠璃釉徳利は、日本中探しても稀ではないでしょうか。浅い釘彫りが施されていますが、花びらか何か、抽象的なイメージがします。焼き上がりの状態も良好で、磁貫もなく無疵完好です。
もう、今月は朝鮮陶磁器の紹介月間といきましょう。たまには少々値の高い優品も紹介致します。李朝後期の分院で作られた瑠璃釉徳利ですが、フォルムの良さはご覧の通りです。下蕪型とよばれる形ですが、この曲線が僅かに変化してもボテッとした姿になったり、バランスを崩してしまいます。また、無作為に塗られたコバルトの斑に、この徳利を作った陶工のセンスの良さを感じます。それと、高さ14cm、容量200cc強ですから、酒器好きの方にはもってこいのサイズでしょう。それらの要素を満たす瑠璃釉徳利は、日本中探しても稀ではないでしょうか。浅い釘彫りが施されていますが、花びらか何か、抽象的なイメージがします。焼き上がりの状態も良好で、磁貫もなく無疵完好です。