時代は紀元前から現代、ジャンルは現代美術、アフリカやインドネシアのプリミティヴ・アート、アラブの古民具、日本や朝鮮を中心としたアジアの陶磁器・仏教美術・古道具等を扱う小さなセレクトショップです。他の骨董屋や古美術店ではほとんど見掛けない珍しい品を中心に集めておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店下さい。
Customers are able to talk in English at the shop.
2018年12月29日土曜日
2018年12月25日火曜日
デルフト盃
今年の営業も、残すところ後5日間、今日は今年最後の品紹介です。
巷ではデルフトの人気が高いにも拘らず、私の好みではないので、これまで扱ったことがなかったのですが、今回初めて買いました。何故かと言いますと、オリジナルの革製蓋に一目惚れしたのですが、まるで、ヨーゼフ・ボイスやアルテ・ポーヴェラの作家による作品を観たような感覚でした。
17~18cのデルフトということですが、こんなウブな革蓋が残っていたとは吃驚です。この手のものは、元々クリーム入れだったようで、当時はこんな蓋を被せていたのですね。革がカチカチに固まっていて、容易に蓋の開け閉めができます。
蓋を取った姿です。口径5.1cm、高さ3cmと小振りで、細いニュウ、口縁の釉剥げ以外はダメージがありません。勿論、酒は漏れません。
今年の営業も、残すところ後5日間、今日は今年最後の品紹介です。
巷ではデルフトの人気が高いにも拘らず、私の好みではないので、これまで扱ったことがなかったのですが、今回初めて買いました。何故かと言いますと、オリジナルの革製蓋に一目惚れしたのですが、まるで、ヨーゼフ・ボイスやアルテ・ポーヴェラの作家による作品を観たような感覚でした。
17~18cのデルフトということですが、こんなウブな革蓋が残っていたとは吃驚です。この手のものは、元々クリーム入れだったようで、当時はこんな蓋を被せていたのですね。革がカチカチに固まっていて、容易に蓋の開け閉めができます。
蓋を取った姿です。口径5.1cm、高さ3cmと小振りで、細いニュウ、口縁の釉剥げ以外はダメージがありません。勿論、酒は漏れません。
2018年12月23日日曜日
天皇誕生日
今日は平成最後の天皇誕生日、私も今朝、テレビを通して天皇陛下のお言葉を聞きました。天皇であるがゆえ、個人としての自由はなく、日本国民の象徴として、また昭和のネガティヴな歴史を埋め合わせるように、行動されてきた姿に感動しました。天皇が述べられたように、平成は自然災害に見舞われたものの、我が国は戦争することなく平穏な時代でありました。日本国憲法では、天皇は政治的発言を禁じられています。それを良いことに、まるで一党独裁のような政治を行う政治家達、またそれを支える官僚や財界、日本の将来が危ぶまれると思うのは、私を含め、ごく一部の国民だけでしょうか。日本の政治家に対してブツブツ文句を言う者が多くとも、その政治家を選んでいるのは我々一般の日本国民ですね。能天気に毎日を過ごすのではなく、他人や他国をも思いやることを基本に、未来志向で生かされたいものです。
今日は平成最後の天皇誕生日、私も今朝、テレビを通して天皇陛下のお言葉を聞きました。天皇であるがゆえ、個人としての自由はなく、日本国民の象徴として、また昭和のネガティヴな歴史を埋め合わせるように、行動されてきた姿に感動しました。天皇が述べられたように、平成は自然災害に見舞われたものの、我が国は戦争することなく平穏な時代でありました。日本国憲法では、天皇は政治的発言を禁じられています。それを良いことに、まるで一党独裁のような政治を行う政治家達、またそれを支える官僚や財界、日本の将来が危ぶまれると思うのは、私を含め、ごく一部の国民だけでしょうか。日本の政治家に対してブツブツ文句を言う者が多くとも、その政治家を選んでいるのは我々一般の日本国民ですね。能天気に毎日を過ごすのではなく、他人や他国をも思いやることを基本に、未来志向で生かされたいものです。
2018年11月28日水曜日
中央に窯疵
今日は、入手した小皿の中で、たまたまど真ん中に窯疵があった2点を紹介致します。
桃山〜江戸初期の志野小皿ですが、中央の窯疵以外にダメージがありません。志野の小皿は発掘ものが多く、それ故に割れや欠けのあるものがほとんどですが、こんなに状態の良いものには初めて出会いました。地味な皿ですから、窯疵がかえって景色になっています。直径11.4cm
こちらは、直径が9.2cmの瀬戸白釉小皿で、御本が出ていて、なかなか味良しです。口縁にホツが数ヶ所あるのですが、安価な皿に、上手な金直しが施されているところから、以前の持ち主がいかに気に入っていたのかが窺えます。厚みがあるので、小さいながらもずっしりと重く、江戸中期頃のものではないでしょうか。
今日は、入手した小皿の中で、たまたまど真ん中に窯疵があった2点を紹介致します。
桃山〜江戸初期の志野小皿ですが、中央の窯疵以外にダメージがありません。志野の小皿は発掘ものが多く、それ故に割れや欠けのあるものがほとんどですが、こんなに状態の良いものには初めて出会いました。地味な皿ですから、窯疵がかえって景色になっています。直径11.4cm
こちらは、直径が9.2cmの瀬戸白釉小皿で、御本が出ていて、なかなか味良しです。口縁にホツが数ヶ所あるのですが、安価な皿に、上手な金直しが施されているところから、以前の持ち主がいかに気に入っていたのかが窺えます。厚みがあるので、小さいながらもずっしりと重く、江戸中期頃のものではないでしょうか。
2018年11月19日月曜日
法隆寺
今年も、現代美術家である伊藤祐之さんの個展を観るために、昨日、法隆寺 不二画廊へ出向いたのですが、少々早く着き過ぎたため、先に法隆寺を覗きました。法隆寺の回りには、飲食店以外の商業施設がほとんどないので、何時行っても、ゆったりとした気分を味わえます。丁度、春と秋に開かれる、法隆寺秘宝展の時期だったので、展示品を鑑賞してきましたが、個人所有のものとはレベルがあまりにも違って、正に秘宝ですね。十分に楽しめました。今回は、11月30日まで開催されているので、ご興味のある方は、是非ご覧になって下さい。
少しだけ、写真を撮ってきましたが、秘宝展は撮影禁止でした。
両側の建物は、かつて僧侶が生活していた住居で、左が、国宝の東室(飛鳥時代建造)、右が、重要文化財の妻室(平安時代建造)と呼ばれているそうです。
壁に写り込んだ、木の枝の影が美しい。
この時期、紅葉が美しいのですが、ほとんどの葉が落ちて、少しだけ残った葉っぱの色付きに、侘び寂びを感じます。
大阪府立近つ飛鳥博物館で開催されている、『4世紀のヤマト王権と対外交渉展』の招待券があったので、法隆寺からそちらへ向かったのですが、最寄りの貴志駅からのアクセスが悪く、バスは1時間に1、2本で、長く待たされました。辺鄙な場所に、大きな博物館を造ったもので、平均して入館者はごく稀でしょう。私にとって、初訪問の場所でしたが、バブル期の税金無駄遣いの最たるものだと感じました。当然ながら、展示品それぞれの説明は書かれていましたが、タイトルである『4世紀のヤマト王権と対外交渉』の流れが全く分からず、残念でした。
今年も、現代美術家である伊藤祐之さんの個展を観るために、昨日、法隆寺 不二画廊へ出向いたのですが、少々早く着き過ぎたため、先に法隆寺を覗きました。法隆寺の回りには、飲食店以外の商業施設がほとんどないので、何時行っても、ゆったりとした気分を味わえます。丁度、春と秋に開かれる、法隆寺秘宝展の時期だったので、展示品を鑑賞してきましたが、個人所有のものとはレベルがあまりにも違って、正に秘宝ですね。十分に楽しめました。今回は、11月30日まで開催されているので、ご興味のある方は、是非ご覧になって下さい。
少しだけ、写真を撮ってきましたが、秘宝展は撮影禁止でした。
両側の建物は、かつて僧侶が生活していた住居で、左が、国宝の東室(飛鳥時代建造)、右が、重要文化財の妻室(平安時代建造)と呼ばれているそうです。
壁に写り込んだ、木の枝の影が美しい。
この時期、紅葉が美しいのですが、ほとんどの葉が落ちて、少しだけ残った葉っぱの色付きに、侘び寂びを感じます。
大阪府立近つ飛鳥博物館で開催されている、『4世紀のヤマト王権と対外交渉展』の招待券があったので、法隆寺からそちらへ向かったのですが、最寄りの貴志駅からのアクセスが悪く、バスは1時間に1、2本で、長く待たされました。辺鄙な場所に、大きな博物館を造ったもので、平均して入館者はごく稀でしょう。私にとって、初訪問の場所でしたが、バブル期の税金無駄遣いの最たるものだと感じました。当然ながら、展示品それぞれの説明は書かれていましたが、タイトルである『4世紀のヤマト王権と対外交渉』の流れが全く分からず、残念でした。
2018年10月19日金曜日
2018年10月1日月曜日
企画展 『PRIMITIVISM』
いよいよ明日から今回の企画展を始めますので、みなさまのご来店をお待ちしております。どうぞよろしくお願い致します。
今日は、アフリカの小品4点の紹介です。
これは、ガーナ、アカン族のブロンズ貨幣です。かなり珍しいもので、100年以上の古さがあります。直径が9cmと大きく、美しい貨幣ですから、ディスプレイしても様になります。
こちらはカリンバですが、珍しいのは、上に女性のフィギュアが配されていることです。ただ、カリンバはアフリカ中で作られているので、国も部族も不明です。ご覧の通り、かなりの古さがあり、オブジェとしても存在感があるでしょう。高さ24.7cm
こちらは、コートジボワールのバウレ族、ブロンズ・ヘッドです。50年程前のものでしょう。台を含めた高さ13.3cm
マリ、ジェンネの壺ですが、日本や朝鮮にもあったような、赤色の磨研土器です。欠けを直した部分がありますが、ご覧の通り、落しを入れて生花を楽しむこともできます。胴径13cm、高さ15cm、500年以上前の作です。
いよいよ明日から今回の企画展を始めますので、みなさまのご来店をお待ちしております。どうぞよろしくお願い致します。
今日は、アフリカの小品4点の紹介です。
これは、ガーナ、アカン族のブロンズ貨幣です。かなり珍しいもので、100年以上の古さがあります。直径が9cmと大きく、美しい貨幣ですから、ディスプレイしても様になります。
こちらはカリンバですが、珍しいのは、上に女性のフィギュアが配されていることです。ただ、カリンバはアフリカ中で作られているので、国も部族も不明です。ご覧の通り、かなりの古さがあり、オブジェとしても存在感があるでしょう。高さ24.7cm
こちらは、コートジボワールのバウレ族、ブロンズ・ヘッドです。50年程前のものでしょう。台を含めた高さ13.3cm
マリ、ジェンネの壺ですが、日本や朝鮮にもあったような、赤色の磨研土器です。欠けを直した部分がありますが、ご覧の通り、落しを入れて生花を楽しむこともできます。胴径13cm、高さ15cm、500年以上前の作です。
2018年9月28日金曜日
企画展 『PRIMITIVISM』
今日は、アフリカの仮面を3点紹介致します。
ナイジェリアのイビビオ・マスクです。イビビオ族の仮面は多く存在しないのですが、古く魅力あるものとなると、やはり少数になります。これは100年以上の古さがあるでしょう。台を含めた高さ33.5cm (仮面本体20cm)
こちらは、マリに住むバンバラ族のハイエナ・マスクです。アフリカでは、人間以外の動物をモチーフにした仮面が多く存在します。これも古い仮面で、100年ものです。高さ27cm
これはブルキナファソ、ヌヌマ族のヘッドマスクです。通常、マスクは顔面を覆うものですが、こちらは頭上に乗せるタイプで、ホロホロ鳥を表現しています。鑑賞するには、壁に掛けるよりも、卓上に置く方が観易いと思います。40~50年程前のものでしょう。長さ37.5cm
今日は、アフリカの仮面を3点紹介致します。
ナイジェリアのイビビオ・マスクです。イビビオ族の仮面は多く存在しないのですが、古く魅力あるものとなると、やはり少数になります。これは100年以上の古さがあるでしょう。台を含めた高さ33.5cm (仮面本体20cm)
こちらは、マリに住むバンバラ族のハイエナ・マスクです。アフリカでは、人間以外の動物をモチーフにした仮面が多く存在します。これも古い仮面で、100年ものです。高さ27cm
これはブルキナファソ、ヌヌマ族のヘッドマスクです。通常、マスクは顔面を覆うものですが、こちらは頭上に乗せるタイプで、ホロホロ鳥を表現しています。鑑賞するには、壁に掛けるよりも、卓上に置く方が観易いと思います。40~50年程前のものでしょう。長さ37.5cm
2018年9月24日月曜日
『発見! 古代エジプト』展 at 大阪府立弥生文化博物館
今日から、上記の特別展が始まるということで、私は早速、拝観してきました。
この博物館には、先月初めてお邪魔したのですが、展示会場はそれほど大きくないものの、古代研究の要点を上手くまとめて説明されているので、大変勉強になります。今日は企画展の初日だったので、すごく混んでいるのではと心配していたのですが、やはりマイナーな分野なのですね、ゆっくり観るのに困難を感じないくらいの、程良い人の入りでした。この展覧会は、12月16日まで続くので、興味のある方は、どうぞご覧になって下さい。
その館内で、小さなアミュレット(護符)が多く展示されていたのですが、それらを観て、当店が所有している品に関して一つの謎が解けました。8月8日付のブログで、フェニキア時代の極小ブロンズ人物像を紹介し、その使用目的が何かは不明としたのですが、像の後ろに付いている突起物の穴が、今日の展示品にも見られたため、それはやはりアミュレットであると確信しました。古代中国にも、ブロンズで作った、護符としての極小人物像が存在しましたし、多くのキリスト教徒がクロスのペンダントを提げているように、宗教的な意味合いがあって、古代から、人間はお守りを身に付けてきたのですね。
今日から、上記の特別展が始まるということで、私は早速、拝観してきました。
この博物館には、先月初めてお邪魔したのですが、展示会場はそれほど大きくないものの、古代研究の要点を上手くまとめて説明されているので、大変勉強になります。今日は企画展の初日だったので、すごく混んでいるのではと心配していたのですが、やはりマイナーな分野なのですね、ゆっくり観るのに困難を感じないくらいの、程良い人の入りでした。この展覧会は、12月16日まで続くので、興味のある方は、どうぞご覧になって下さい。
その館内で、小さなアミュレット(護符)が多く展示されていたのですが、それらを観て、当店が所有している品に関して一つの謎が解けました。8月8日付のブログで、フェニキア時代の極小ブロンズ人物像を紹介し、その使用目的が何かは不明としたのですが、像の後ろに付いている突起物の穴が、今日の展示品にも見られたため、それはやはりアミュレットであると確信しました。古代中国にも、ブロンズで作った、護符としての極小人物像が存在しましたし、多くのキリスト教徒がクロスのペンダントを提げているように、宗教的な意味合いがあって、古代から、人間はお守りを身に付けてきたのですね。
2018年9月20日木曜日
企画展 『PRIMITIVISM』
今日は、マリに住むドゴン族のフィギュアを2点紹介致します。
先祖像ですが、長年の間、雨風にさらされ、流れ仏のような枯れた状態になっています。プリミティヴ・アートといっても、それほど古いものは、もうあまり市場に残っていないのですが、これは100年以上前のものです。高さ55.5cm
背中に2人の赤ん坊を背負っているので、その部分を下にアップします。
こちらは、馬に乗ったライダー像です。彫りが上手く、大変美しいフォルムです。この像を見て、どこの国でも、優秀な彫り師が存在することを再認識しました。これも新しい作ではなく、70〜80年程の古さはあるでしょう。高さ48cm
今日は、マリに住むドゴン族のフィギュアを2点紹介致します。
先祖像ですが、長年の間、雨風にさらされ、流れ仏のような枯れた状態になっています。プリミティヴ・アートといっても、それほど古いものは、もうあまり市場に残っていないのですが、これは100年以上前のものです。高さ55.5cm
背中に2人の赤ん坊を背負っているので、その部分を下にアップします。
こちらは、馬に乗ったライダー像です。彫りが上手く、大変美しいフォルムです。この像を見て、どこの国でも、優秀な彫り師が存在することを再認識しました。これも新しい作ではなく、70〜80年程の古さはあるでしょう。高さ48cm
2018年9月16日日曜日
企画展 『PRIMITIVISM』
今回の企画展を下記の日程で開催致します。プリミティヴとは、原始的とか幼稚なという侮蔑的な意味に取られがちですが、20世紀初頭に活躍したアーティスト達は、アフリカやインドネシア、その他の未開地で作られた創造物の素朴さや純粋性に魅せられ、自身の作品制作にも影響を及ぼしました。プリミティヴィズムとは、そのような原初の創造を尊重する思想を意味します。
2018年10月2日(火) ~ 10月14日(日) 12:00 ~ 18:00
会期中は、無休で営業
私のコレクションは、35年程前に現代美術から始まりました。その後、アフリカやインドネシアで作られたプリミティヴな造形を目にしてからは、元々は売り物として作られたものではない、純粋性や宗教観に魅かれ、作品蒐集をするようになりました。日本では、それらのコレクターが非常に少ないのですが、私の最も好きな分野だけに、この企画展開催に至った次第です。俗にプリミティヴ・アートと呼ばれるものですが、今回は大小50点以上、バリュエーション豊かに展示しますので、どうぞご来店いただきますよう、よろしくお願い致します。
今回の企画展を下記の日程で開催致します。プリミティヴとは、原始的とか幼稚なという侮蔑的な意味に取られがちですが、20世紀初頭に活躍したアーティスト達は、アフリカやインドネシア、その他の未開地で作られた創造物の素朴さや純粋性に魅せられ、自身の作品制作にも影響を及ぼしました。プリミティヴィズムとは、そのような原初の創造を尊重する思想を意味します。
2018年10月2日(火) ~ 10月14日(日) 12:00 ~ 18:00
会期中は、無休で営業
私のコレクションは、35年程前に現代美術から始まりました。その後、アフリカやインドネシアで作られたプリミティヴな造形を目にしてからは、元々は売り物として作られたものではない、純粋性や宗教観に魅かれ、作品蒐集をするようになりました。日本では、それらのコレクターが非常に少ないのですが、私の最も好きな分野だけに、この企画展開催に至った次第です。俗にプリミティヴ・アートと呼ばれるものですが、今回は大小50点以上、バリュエーション豊かに展示しますので、どうぞご来店いただきますよう、よろしくお願い致します。
ブラ土偶、ニジェール (12c) |
2018年9月9日日曜日
レバノン訪問
7月に訪問したレバノンですが、その地を訪れるのは9年ぶりで、滞在は5日間と短いものでした。私にとって一番の親友はレバノンの若者なのですが、彼のお父さんには、以前に、要人を紹介していただく等、大変な世話になり、感謝していました。しかし、残念ながら、病で4年半前に逝去されたのです。そんなことがあり、まずは墓参りということで、空港で出迎えてくれた友人の車で、ベイルートのホテルにチェックインした後、すぐに墓地のあるサイーダを訪れました。
墓地でお祈りした後、サイーダにある友人の家を訪問。彼の父親はアーティストだったので、昔から多くのアンティークの蒐集をされていて、それらが以前と同様に部屋に飾られていました。今日は、その一部の紹介です。
棚の一部ですが、そこには、フェニキア、古代ギリシャ、ローマ時代のアンティークが説明書と共に並べられていました。他にもいくつかの飾り棚があったものの、ガラス戸がはめ込まれていたので、残念ながら撮影を諦めました。アンティークの金貨、銀貨の他、フェニキア時代のガラス製アミュレットや、金製のアクセサリーが素晴らしかったです。
私が特に気に入ったのは、ブロンズ製の鉢で、直径は30cm程ありました。
その鉢の周囲には、フェニキア文字が刻まれていましたが、勿論、意味は不明。
底には、このような古い直しがありましたが、その頃のブロンズは、かなり貴重なものだったのでしょう。3000~4000年前のものとは思えない程、洗練され、美しい一品でした。
7月に訪問したレバノンですが、その地を訪れるのは9年ぶりで、滞在は5日間と短いものでした。私にとって一番の親友はレバノンの若者なのですが、彼のお父さんには、以前に、要人を紹介していただく等、大変な世話になり、感謝していました。しかし、残念ながら、病で4年半前に逝去されたのです。そんなことがあり、まずは墓参りということで、空港で出迎えてくれた友人の車で、ベイルートのホテルにチェックインした後、すぐに墓地のあるサイーダを訪れました。
墓地でお祈りした後、サイーダにある友人の家を訪問。彼の父親はアーティストだったので、昔から多くのアンティークの蒐集をされていて、それらが以前と同様に部屋に飾られていました。今日は、その一部の紹介です。
棚の一部ですが、そこには、フェニキア、古代ギリシャ、ローマ時代のアンティークが説明書と共に並べられていました。他にもいくつかの飾り棚があったものの、ガラス戸がはめ込まれていたので、残念ながら撮影を諦めました。アンティークの金貨、銀貨の他、フェニキア時代のガラス製アミュレットや、金製のアクセサリーが素晴らしかったです。
私が特に気に入ったのは、ブロンズ製の鉢で、直径は30cm程ありました。
その鉢の周囲には、フェニキア文字が刻まれていましたが、勿論、意味は不明。
底には、このような古い直しがありましたが、その頃のブロンズは、かなり貴重なものだったのでしょう。3000~4000年前のものとは思えない程、洗練され、美しい一品でした。
登録:
投稿 (Atom)