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2019年10月23日水曜日

李朝堅手徳利



箱には、李朝堅手お預け徳利となっていますが、御本が出てこの形ですから、これは、17~18c頃に、対馬藩が釜山窯で焼かせた徳利でしょう。茶人によって頻繁に使われたようで、雨漏りシミが出て、味わい深い表情をしています。疵は、注ぎ口の両側に僅かな釉剥げがあるだけで、それも、使用頻度が高かったために、酒を注ぐ際、盃に何度も当たってできたものと思われます。土ものですから、使用することにより、まだまだ育っていくでしょう。花器を多く扱っている私としましては、一輪挿しにしたいなと思い、入手した次第です。高さ16.6cm、容量500ml