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2024年9月2日月曜日

企画展 『ミニマルの美』

企画展出品の中から、まずは、銅造の品を3点紹介致します。


中国、明代の手桶です。どのような使い方をしたのかは不明ですが、日本の密教で使用された閼伽桶に姿もサイズも似ているものの、この桶の方がより簡素な佇まいです。胴に一ヶ所当たりがありますが、水を入れても漏れません。
口径12cm、高さ8.3cm (本体)


これも中国もので、唐代の青銅小壺です。厚みがあり、緑青が本体に入り込んで、美しい景色を醸し出しています。
胴径6.2cm、高さ5.9cm


これは日本の大きな茶筒です。何故そうなったのか、胴の黒さに比べ、蓋は緑青が付着した赤銅そのもので、そのコントラストが素敵です。日本茶や中国茶は勿論、コーヒーや紅茶の保存容器としても楽しく使えそうです。見た目が美しいので、台所ではなく、応接間に置いてもゲストの目を引くでしょう。明治〜大正頃のものだと思います。胴径18.2cm、高さ27.2cm