時代は紀元前から現代、ジャンルは現代美術、アフリカやインドネシアのプリミティヴ・アート、アラブの古民具、日本や朝鮮を中心としたアジアの陶磁器・仏教美術・古道具等を扱う小さなセレクトショップです。他の骨董屋や古美術店ではほとんど見掛けない珍しい品を中心に集めておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店下さい。
Customers are able to talk in English at the shop.
2013年9月26日木曜日
2013年9月19日木曜日
企画展 『祈りのカタチ』
アフリカのフィギュア
随分前に手に入れた、ブルキナファソの小さなフィギュア2体です。若い方の多くはご存知ないでしょうが、1984年まで、現在のブルキナファソはアッパーボルタという国名でした。私のコレクション歴は30年近くになりますが、最初は現代美術から始まり、その後、アフリカのプリミティヴなものに移っていきました。アーティストは作品を作って売らなければ生活ができません。しかし、こういったプリミティヴなものは、生活に根ざした宗教観の下、販売する為に作られたものではありませんでした。現代人が抱く様々な欲が移入されていない、純粋性に魅かれていったのです。
”PRIMITIVISM" IN 20TH CENTURY ART
本の紹介を致します。1984年にニューヨーク近代美術館(MOMA)から刊行された2冊組の本ですが、タイトルは上記したもので、内容は20世紀を代表する多くのアーティストが、アフリカやオセアニア及びその他の地域のプリミティヴな作品からいかに影響を受けたかということを検証したものです。特に私は、現代美術からプリミティヴなものに興味が移行したこともあり、80年代後半にこの本を購入しましたが、プリミティヴな世界で生きる人達は流行でもの作りをしていたわけではありませんし、今読み返しても彼等の作った造形美に感心してしまいます。私が感動するぐらいですから、20世紀の巨匠達はさぞかし魅了されたことでしょう。現在、この本の購入が可能かどうかインターネットで調べましたが、まだ買えるようです。私の持っている本は初版のハードカバーのものですが、二版目からはソフトカバーになったので、中古本なら8,000円台からありました。内容とボリュームから考えると、その値段は安いと思います。
余談になりますが、時々、世界は狭いなあと思う経験をします。私が海外に住んでいた時期、その国ではアート・ビエンナーレが行われていて、1997年にその審査員として、海外から3名、ローカルで2名選ばれたのですが、私も、友人である文化大臣のアドバイザーからローカルの審査員にと依頼がありました。その海外から招待された内の一人が、今紹介しました本の中でオセアニアを担当したフランス人のPhilippe PELTIERだったのです。その後、彼からパリで開催された展覧会への招待をいただいたりしましたが、一度も行けなかったことが心残りです。
アフリカのフィギュア
随分前に手に入れた、ブルキナファソの小さなフィギュア2体です。若い方の多くはご存知ないでしょうが、1984年まで、現在のブルキナファソはアッパーボルタという国名でした。私のコレクション歴は30年近くになりますが、最初は現代美術から始まり、その後、アフリカのプリミティヴなものに移っていきました。アーティストは作品を作って売らなければ生活ができません。しかし、こういったプリミティヴなものは、生活に根ざした宗教観の下、販売する為に作られたものではありませんでした。現代人が抱く様々な欲が移入されていない、純粋性に魅かれていったのです。
”PRIMITIVISM" IN 20TH CENTURY ART
本の紹介を致します。1984年にニューヨーク近代美術館(MOMA)から刊行された2冊組の本ですが、タイトルは上記したもので、内容は20世紀を代表する多くのアーティストが、アフリカやオセアニア及びその他の地域のプリミティヴな作品からいかに影響を受けたかということを検証したものです。特に私は、現代美術からプリミティヴなものに興味が移行したこともあり、80年代後半にこの本を購入しましたが、プリミティヴな世界で生きる人達は流行でもの作りをしていたわけではありませんし、今読み返しても彼等の作った造形美に感心してしまいます。私が感動するぐらいですから、20世紀の巨匠達はさぞかし魅了されたことでしょう。現在、この本の購入が可能かどうかインターネットで調べましたが、まだ買えるようです。私の持っている本は初版のハードカバーのものですが、二版目からはソフトカバーになったので、中古本なら8,000円台からありました。内容とボリュームから考えると、その値段は安いと思います。
余談になりますが、時々、世界は狭いなあと思う経験をします。私が海外に住んでいた時期、その国ではアート・ビエンナーレが行われていて、1997年にその審査員として、海外から3名、ローカルで2名選ばれたのですが、私も、友人である文化大臣のアドバイザーからローカルの審査員にと依頼がありました。その海外から招待された内の一人が、今紹介しました本の中でオセアニアを担当したフランス人のPhilippe PELTIERだったのです。その後、彼からパリで開催された展覧会への招待をいただいたりしましたが、一度も行けなかったことが心残りです。
2013年9月14日土曜日
企画展 『祈りのカタチ』
インド東部にナガランドという州があり、ナガ族が住んでいます。20年以上前、私がインドを訪れた際、ナガ族のフィギュアを探し歩いて専門店を見つけたのですが、物価が安いインドとは思われない高額品ばかり。値が高いねと言うと、お前はインターナショナルな価格を知っているのかと返答されました。結局、その店ではナガのものは買わず、他の部族のマスクを購入しました。この写真のものは、魚をモチーフにしたナガ族のペンダントです。数百年経っているオリジナルですが、今も土産物としてコピーを作っていて、古いものはガラスビーズを使用していますが、今はイミテーションのプラスチックだそうです。このようなビーズは現地生産ではなく、交易で手に入れたようで、やはりシルクロードを通じての取得品だったのでしょう。なお、ナガ族はビルマにも住んでいて、前回のブログではチン州のフィギュアを紹介しましたが、チン族とナガ族の文化は似ているそうです。そりゃ、昔は国境なんてなかったですものね。
インド東部にナガランドという州があり、ナガ族が住んでいます。20年以上前、私がインドを訪れた際、ナガ族のフィギュアを探し歩いて専門店を見つけたのですが、物価が安いインドとは思われない高額品ばかり。値が高いねと言うと、お前はインターナショナルな価格を知っているのかと返答されました。結局、その店ではナガのものは買わず、他の部族のマスクを購入しました。この写真のものは、魚をモチーフにしたナガ族のペンダントです。数百年経っているオリジナルですが、今も土産物としてコピーを作っていて、古いものはガラスビーズを使用していますが、今はイミテーションのプラスチックだそうです。このようなビーズは現地生産ではなく、交易で手に入れたようで、やはりシルクロードを通じての取得品だったのでしょう。なお、ナガ族はビルマにも住んでいて、前回のブログではチン州のフィギュアを紹介しましたが、チン族とナガ族の文化は似ているそうです。そりゃ、昔は国境なんてなかったですものね。
2013年9月11日水曜日
企画展 『祈りのカタチ』
今回は、ビルマの品を2点紹介致します。
まずは18世紀の仏教ものですが、これが何なのかが正確には分かりません。蓮の上に乗っているようなので、如来ですか。裏にはいくつかの釘が残っていて、恐らく寺院のレリーフとして取り付けられていたのでしょう。
私はつい最近まで知らなかったのですが、ビルマでは、外国人が訪問できる場所が限られていて、多くの地域は立ち入りができないそうです。この写真のものは、ビルマの中西部にあるChin州から出た、薬木で作られたフィギュアです。仏教国であるビルマでも昔ながらの土着の信仰が残っていて、これは精霊崇拝の対象物だそうですが、どれだけ古いかは不明です。とにかく珍しいものです。
現在、日本ではビルマをミャンマーと呼んでいますが、国や人によって呼び方が違います。どうも、政治的な問題も絡まって呼び方に違いがあるようです。
今回は、ビルマの品を2点紹介致します。
まずは18世紀の仏教ものですが、これが何なのかが正確には分かりません。蓮の上に乗っているようなので、如来ですか。裏にはいくつかの釘が残っていて、恐らく寺院のレリーフとして取り付けられていたのでしょう。
私はつい最近まで知らなかったのですが、ビルマでは、外国人が訪問できる場所が限られていて、多くの地域は立ち入りができないそうです。この写真のものは、ビルマの中西部にあるChin州から出た、薬木で作られたフィギュアです。仏教国であるビルマでも昔ながらの土着の信仰が残っていて、これは精霊崇拝の対象物だそうですが、どれだけ古いかは不明です。とにかく珍しいものです。
現在、日本ではビルマをミャンマーと呼んでいますが、国や人によって呼び方が違います。どうも、政治的な問題も絡まって呼び方に違いがあるようです。
2013年9月7日土曜日
企画展 『祈りのカタチ』
本展を始めるまで、出展します商品の中でも珍しい品を選び、少しだけ紹介致します。この企画に相当します品は100点以上ございますので、ご興味のある方は是非この企画展へお越し下さい。
なお、お盆以降にブログで紹介しております品は、すべてこの企画展に出品するものです。
まずはイスラーム関係です。
クルアーン(コーラン)の古い写本1ページ分です。アクリルのフレームに入れましたので、裏面も見ることができます。シリアで購入しましたが、イランのものではないかと思っています。キリスト教のバイブル等は、世界各国の言語に訳されていますが、クルアーンはアラビア語であるべきだとされています。文字そのものと同時に、アラビア語で読まれるクルアーンの音色が美しく魅力的なのです。日本でも書道というものがありますが、アラビア文字のカリグラフィーは盛んに書かれていて、額装したものがアラブ諸国でよく売られています。
モロッコで手に入れたシルバーのペンダント・トップと指輪です。アラビア語で、「ムハンマド・ラスールッラー(ムハンマドは神の使徒なり)」と彫られています。ベドウィンの村で、2点とも同一人物から出たそうです。
本展を始めるまで、出展します商品の中でも珍しい品を選び、少しだけ紹介致します。この企画に相当します品は100点以上ございますので、ご興味のある方は是非この企画展へお越し下さい。
なお、お盆以降にブログで紹介しております品は、すべてこの企画展に出品するものです。
まずはイスラーム関係です。
クルアーン(コーラン)の古い写本1ページ分です。アクリルのフレームに入れましたので、裏面も見ることができます。シリアで購入しましたが、イランのものではないかと思っています。キリスト教のバイブル等は、世界各国の言語に訳されていますが、クルアーンはアラビア語であるべきだとされています。文字そのものと同時に、アラビア語で読まれるクルアーンの音色が美しく魅力的なのです。日本でも書道というものがありますが、アラビア文字のカリグラフィーは盛んに書かれていて、額装したものがアラブ諸国でよく売られています。
モロッコで手に入れたシルバーのペンダント・トップと指輪です。アラビア語で、「ムハンマド・ラスールッラー(ムハンマドは神の使徒なり)」と彫られています。ベドウィンの村で、2点とも同一人物から出たそうです。
2013年9月3日火曜日
企画展 『祈りのカタチ』
第二回目の企画展を開催致します。人類がこの地球上に誕生して以来、自然崇拝を初めに、今日までの長い歴史の中で、様々な宗教が生まれました。その中で、それぞれの宗教観を基にした造形物が作られましたが、それらは、直接祈りの対象であったり、神への貢物であったり、亡くなった祖先への贈り物であったりと、多種多様な形を成しています。今回の企画展では、アニミズムをはじめ、一神教や仏教、神道、儒教、ヒンズー教等の下、人間の祈りを形にしたものたちを展示致しますので、どうぞご来店下さい。
2013年9月17日(火) - 29日(日) 12:00 - 18:00
企画展中は休店日なしで営業致します
第二回目の企画展を開催致します。人類がこの地球上に誕生して以来、自然崇拝を初めに、今日までの長い歴史の中で、様々な宗教が生まれました。その中で、それぞれの宗教観を基にした造形物が作られましたが、それらは、直接祈りの対象であったり、神への貢物であったり、亡くなった祖先への贈り物であったりと、多種多様な形を成しています。今回の企画展では、アニミズムをはじめ、一神教や仏教、神道、儒教、ヒンズー教等の下、人間の祈りを形にしたものたちを展示致しますので、どうぞご来店下さい。
2013年9月17日(火) - 29日(日) 12:00 - 18:00
企画展中は休店日なしで営業致します
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