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2023年3月23日木曜日

企画展 『花と酒』

今日は、焼締の壺を2点紹介致します。


これは、江戸時代後期の能野双耳仏花器ですが、私がこれまでに見た種子島焼の仏花器の中でも、一番気に入ったものです。
ズッシリとした佇まいに、掛けられたスリップが見事に垂れて景色良く、おまけに無疵です。底径12.1cm、高さ15.7cm


こちらは、南蛮のやきものとして入手したのですが、さてどこで造られたものかは不明です。ただ、窯変による片身替のような景色や全体のフォルムが美しく、無疵の上、結構時代もありそうで、お手頃な壺です。徳利のように口が狭いのですが、花は似合います。胴径8.6cm、高さ13.6cm