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2023年3月2日木曜日

企画展 『花と酒』

今日は、唐津の花器と酒器を4点紹介致します


江戸初期の、唐津鉄釉塩筍壺です。ふっくらとしたフォルムに広い口、花が似合います。この時期は、渡来した朝鮮人の陶工が造ったのでしょう、造形に朝鮮の面影があります。完品で、水漏れもございません。胴径16.3cm、高さ13.1cm


江戸初期、唐津黒釉小瓶です。容量が150mlですから、徳利には少々小さいかもしれません。胴径7cm、高さ7.9cm


桃山〜江戸初期の斑唐津徳利です。発掘ものでカセてはいますが、頸も飛んでなく無疵です。これも、朝鮮人陶工が自国での造り方に倣って、藁灰を使ったのですね。高さ21.8cm


江戸初期の青唐津盃です。見込には釉溜まりがあり、かなり使い込まれた形跡があります。口径7cm、高さ4cm